施設警備員に限らず警備業は契約に基づいた仕事をしています。警備員が行う業務は予め決められていて、それ以外の仕事は警備業務に関係していても勝手にやってはいけません。にもかかわらず資格を持っている警備員が勝手な行動を・・。
警備業務だからと勘違いする警備員
施設警備員が現場で働く時、契約に基づいた業務を行っています。
そんな事は警備員の方なら誰でもわかる事ですよね。
・店内でお客様にお店の紹介をする
・閉店後の店内で清掃の業者と一緒に掃除をする
・私服で待機時間中、店内に不審者がいたので声掛けする
これらは例として、契約内に記載されていないにもかかわらず、勝手な行動をすると大問題になる事ばかりです。
施設警備員として商業施設の現場で勤務した事のある方なら「こんなことする奴いるの?」と思うような事ですね。
警備員は契約内の仕事しかできない、というよりも契約内の事だから許される・・ともいえるでしょう。
という事は、契約外の事はだれも責任を取ってくれないのです。
今回、ここの現場である警備員が細密巡回中に巡回項目にないエリアの異常を報告してきました。
確かに、警備員として業務に沿った項目ではありました。
しかし、そこは普段巡回時に誰も見ていない場所です。
しかも、契約上見なくても良いエリアでもあるのです。
にもかかわらず、その警備員は「え、誰も見てないの?」と皆が巡回時にしっかりと見回っていないかのような口ぶりで話すのです。
「いや、だからそこは巡回時エリアに入っていないし、クライアントからも入るな、と言われてるでしょ」
と説明しました。
ああ、この警備員に過去こういった説明をしたのは何度目か・・
仕事に対する正義感が強い、というか
「他の警備員は自分よりも劣る、俺しっかりしてる、俺って優秀~」
といった感じ、と言ったらわかるでしょうか。なんか自分以外はダメな警備員たち・・という様な態度なのです。
ですが、彼には契約内の業務かそうでないのか、という事が今一理解できていない様なのです。
契約と契約外の違いを分かっていない
いくら警備業務に関係する事であっても、契約になければやらなくて良い、もしくは出来ないのです。
入ってはいけない部屋があるとして、その部屋の中の電気が付いていたとしてもここの現場では入ってはいけないのです。
この辺りの規則は、各現場で多少の違いがあるかもしれませんね。
契約内にやむを得ない場合は入ってもよい、という事になっていればOKでしょう。
少なくとも、ウチではそういう場合は入らなくても良いのです。
翌日の報告時にクライアントに報告すれば警備員としての役目は終了です。
それなのに、見なくてもよいエリアの不備を「自分はちゃんと見てきたのに他の隊員は巡回時に見ていないのか」と見当違いな事を言うのです。
こんな事をいつも言っていては、周りから嫌われてしまいます。
そしてメンバーから嫌われていく
以前と比べれば大分落ち着いてきた気がします。
それはこの警備員の他の警備員に対する大きな態度です。
さも、自分は正しい、自分が一番仕事をしている・・といった態度でいた数年前よりは今はまともになった気がします。
当時は周りに敵ばかり作っていた状態でしたが、いまはそれほどトゲも無くなりました。
が、先日のようにまだまだおかしな空回りをしています。
今この現場の隊員さんたちは、当時と比べれば大分まともな人が増えたと思います。
今でもここで、ネタにされるような人もいますが一昔前はもっとひどかったですね。
こちらとしても、ネタになる様な人がいると助かるのですがそればかりでは隊が崩壊しますし・・。
8割のまともな警備員と2割のネタ要員・・
これが理想かな。