真夜中に誤報で起こされた時のはなし

先日仮眠中の真夜中に発報があって起こされました。結果は誤報で良かったのですが、夜勤の隊員の知識不足で発報時に設備担当に連絡すべき指示を把握出来ていなかった為に私が起こされました。内容を聞いて設備担当へ連絡するよう指示を出しましたが、まさかこの件をまだ学んでいなかったのか、とややショックを受けました。

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夜中の発報

夜中の勤務は一人である事が多いです。よその警備会社の現場でも、施設警備で全員朝まで起きているような勤務は滅多にないと思います。

その為に機械警備やローカルシステムで万全な警戒を敷いて対応しているのですから。

夜中はその機械を見守る為にいるといっても過言ではありません。

ウチの現場でも厳重な機械警備とはいきませんが、最低限のシステムはあります。

先日はその最低限のシステムが作動して発報したわけですが・・。

丁度その日の夜間の隊員がまだ業務に余り慣れていない隊員であったのが、この出来事の始まりでした。

システムが発報して内容を把握したまではいいのですが、この現場独自の対応があるにもかかわらず、その事をまだ理解していなかったらしく私が起こされることになりました。

内容を聞いて「え、その発報は誤報だと分かっているんだから設備に連絡する段取りになっているの知らないの?すぐ連絡して」

と指示を出しました。

そうなんです、この現場では機械の不調である箇所があり、特定の場所が発報したら設備担当に連絡する事になっているのです。

その事を知らなかったこの隊員は、真報か誤報か判断できずに慌てて私を起こしに来た、という事です。

この件は申し送りでも伝えてあったはずなのに、確認していなかったか当人の頭にしっかりと落とし切れていなかった様です。

これが日中の発報であれば、私や他の隊員もすぐに確認でき慌てることなく対応できたはずが、把握できていない隊員一人しかいなかった為に騒ぎが大きくなってしまった出来事でした。

誤報のいろいろ

誤報にもいろいろあり、火災に関する誤報からエスカレーターやエレベーターなどたくさんありますね。

ここの現場でも日常的にエレベーターの呼び出しボタンの誤報はあります。

大抵、警備室側から呼びかける頃にはかご内から出てしまい誰も答えてくれることが少ないのですが、まれに答えてくれる内容からも殆どが誤報になります。

幸い、エレベーターでの発報で今のところ緊急対応の真報は一度もありません。

しかし、とうぜん毎回「何かあったか?!」という思いで対応はしています。

過去にも自火報での発報では誤報も真報も経験しているので、自火報だけは毎回なった瞬間心臓バクバクです。

火事だけは施設警備員として一番発生して欲しくない事案ですね。

一人で対応できるか

本来、夜中に勤務している警備員は一人でいる事が多いので、その施設に関する機械警備からローカルシステムは完全に把握していなければなりません。

しかし、日中に発生する出来事や事案お客さまやクライアントなどの対応を考えると夜の方がやる仕事としては楽です。

その為比較的日の浅い警備員が任されることがこの現場では多いです。

今回はその落とし穴にはまってしまった感じですね。

我々がしっかりと教えておかなければいけなかった業務を教えきれなかった為に起こされたようなものですからね。

夜中にその隊員が一人でも対応できるようにちゃんと教えないとまた起こされるかもしれないんだ、と戒めて指導していこうと思います。

まあこれは彼の為でもありますからね。

 

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