先日、建物内の巡回をしている時にトイレの電気が付いているのに気が付きました。この電気はセンサーライトになっていて、人の気配で電気が付きます。私が行った時は誰も居ないのに電気がついていて、なぜ電気が付きっぱなしなのか不思議でした。
トイレのセンサーライトは人がいる証
この現場ではトイレ以外にも、通路の至る所にセンサーライトが付いています。
警備員は巡回中、夜中であってもセンサーライトがある為に懐中電灯が無くても巡回が出来るほど助かっているエリアがあるのです。
全ての巡回路にセンサーライトがあるわけではないので、懐中電灯なし・・という訳には行きませんが以前の現場からは想像もつかないほど明るいのには驚きました。
そんなセンサーライトですが、先日朝方に建物の巡回をしている時あるトイレの明かりがついているのに気が付きました。
通常センサーライトとは、人がセンサー内に入った時に電気が付くものです。
トイレの中がセンサーライトで照らされていると云う事は、誰かがトイレに入った、若しくはさっきまでトイレを使用していたという事なのです。
トイレに入った時、そこには誰も居ませんでした。
そうなると後は個室内に人がいるかもしれない、と考えますよね。
なので、人がいるという前提で4つある個室の扉を順番にゆっくりと押して使用中かどうか確認します。
しかし、全ての扉は誰も使用していません。
その瞬間「おいおい、ちょっと待ってよ・・」という気持ちになりました。
早朝の時間で誰も居ないはずなのに
私が巡回をした時間は残留者もほぼ居ない早朝です。
この現場は早朝であっても、残留者がいる場合のある特殊な施設です。
商業施設などの様に閉店して残留者がゼロになるのとはちょっと違います。
なので、夜中でも早朝でも巡回時に残留者とすれ違う事は別におかしくはありません。
そしてこの時も、電気が付いているからといって人がいても別に驚く事なないのです。
そう思ってトイレの扉を全て確認したのにそのトイレは無人でした。
無人なのに明かりがついている・・・。
この状況には一瞬焦りを感じました。
心霊系には普段から懐疑的な私も、夜明け直前の誰も居ないトイレの中で、一人電気が付いている状態を目の当たりにした時は多少ドキッとしました。
故障して付きっぱなしになる事も
しかしその直後、冷静になって考え
「ああ、これはセンサーライトのセンサーが壊れたな・・」
という結論に達しました。
以前にも別のエリアで、廊下のセンサーライトが壊れて電気が付きっぱなしになっていた事があります。
誰も居ないのにセンサーライトが付きっぱなし、という異常は以前にもあったにもかかわらず、今回トイレという閉鎖的な空間で同じような事が起きたのに故障した、という思いに至りませんでした。
冷静に考えたら心霊現象なんかよりも、機械的故障と考える方が当然と言えば当然です。
巡回後警備室に戻り球切れの報告書を書いて、クライアントへ提出しました。
しかし、私が巡回へ行った何時間か前に相勤者が同じ順路を巡回したはずですが、その時はどうだったのか確認し忘れてしまいました。
まあ、心霊現象には全く縁の無い私なので、次また何かあっても別の結論に至る事でしょう・・。