施設警備員の業務の中に拾得物対応があります。その拾得物対応ですがこの現場でも少なからず発生はしています。しかしここ数年、思い返すと現金の拾得物を扱った記憶がありません。ただでさえ発生件数が少ないので、財布や貴重品などの物品の対応に至っていないのだと思います。
警備員が拾得物を管理しない現場
ここは一応施設警備員が常駐している現場ですが、拾得物の管理をしていない現場でもあります。
それでも落し物があった時、警備室へ持って来てくれる方はいますがここの警備員の仕事は、専用の書類を書いてクライアントの事務所へ持って行って終了です。
こんな簡単拾得物の管理で良いのでしょうか・・
ここはそういった業務になっているのでいいんです!
以前の現場では私は警察署まで貴重品を持って行くような仕事をしていました。
勿論それだけではありません。
1日に何十件と発生する拾得物を1個づつ記入して、記入して、記入して・・
それは大変な仕事でした。
それが今では1枚の紙に簡単な記入をして後はクライアントに丸投げで終了です。
こんな楽な仕事は無いですね。まあ、これがこの現場の流れなので仕方ありません。
しかも件数も数か月に1個あるか無いかです。
これだけ件数が少ないと、現金や貴重品の拾得物なんて滅多にお目にかかれません。
現金や貴重品の扱いは報労金制度などがあり、日頃から対応していないと忘れてしまいそうです。
現に私も咄嗟に現金の報労金の事について聞かれたら答えられないかもしれません。
件数が少なくても現金の拾得物対応が無いとマズいですね・・。
少ない拾得物対応
ここの現場は拾得物の対応が本当に少ないと思います。
前の現場と比較してしまうので余計にその差に驚きましたが、それでもほかの施設警備と比較しても少ないのではないでしょうか。
1か月に0件はざらにあるので、落し物が届いた日はむしろ驚いてしまうくらいです。
ここでよくあがる拾得物はハンカチやタオルの類が多いと思います。
警備室に届けられる件数が少ないだけで実は事務所の方に届いている・・なんて事も有ると思います。
警備員が拾得物の管理をしていないので、ひと月に何件の拾得物があるかすら把握していないのです。
少ない、少ない・・と言っていますが実は結構あったりして。
警備員の経験を積むにはマイナス
ここの現場は拾得物の対応が殆どないので、拾得物対応の多かった現場の方がここへ来ると驚くかもしれませんが、ここの現場が初めての警備員さんにとってはこれが当たり前です。
施設警備員の拾得物対応はこんなもの・・
なんて思っているのかもしれませんね。
しかし、ここの現場から違う現場、例えば商業施設などの拾得物対応を目の当たりにするとさぞ面食らう事でしょう。
拾得物の対応は本当はこういった業務なんだと思い知ると思います。
この現場は拾得物の対応は楽でよいですが、それはちゃんとした遺失物法の規則を学んでおり、少なくとも報労金の配分などをしったうえで「ここは楽なんだ」と感じて欲しいですね。