巡回時に開いている部屋のドアを閉めてはいけない

夕べ建物の巡回をしていた時、ある部屋の扉が開いていました。ここの現場では夜中でも残留者がいる事があり、明かりが付いていても誰も居ないような部屋があります。これは他の部屋に用事で行っているだけで電気の消し忘れではないのです。そんな部屋でドアが開いていても閉めてはいけません。

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残留者の居る現場と残留者ゼロの現場

施設警備員として建物の巡回をする時に、残留者がいる状態と残留者がいない場合とでは巡回の見方が変わってきます。

残留者がゼロの場合は人がいない前提で巡回してるので、もし人がいたらそれはもう侵入者だと思ってよいです。

そうなると緊急事態ですよね。

私は今まで巡回時に侵入者と鉢合わせた事が無いので、できればこの先も経験したくはない事案です。

しかし、残留者がいる場合の巡回になると戸締りや火気点検も十分に出来ないので巡回が完全には出来ません。

今回の巡回は残留者がいる場合でしたので、戸締りも出来なければ火気点検も出来ませんでした。

誰も居なければ部屋に入って確認するのですが、この現場では残留者がいる時は入る事はしないのでそのままになってしまいます。

通常の巡回は戸締りは必要

部屋に入らずに巡回するは、チェック項目が減るので楽そうに見えますが、残留者が戸締りや火気をそのままにして問題が発生したら色々と面倒なので一概に楽とは言えません。

残留者が無人になる施設の場合では部屋の扉が開いている状態を見つけたら、間違いなく閉めるべきでしょう。

勿論その際に不審者がいないか確認をしなければなりません。

誰も居ないはずなのにドアが開いている・・これは万が一、侵入者の可能性もあるので十分に気を付けなければいけませんね。

これが残留者がいる施設の場合の巡回で、ドアが開いている時は全く逆で閉めてはいけません。

残留者が必要があって開けているのに、警備員が勝手に閉めると「勝手に閉めるな!」とクレームが来る事も有ります。

人がいる事が確認できれば触る事はありませんが、たまに電気がついていてドアも開いているのに誰も居ない・・

こんな場合だと経験の浅い警備員だと判断に困る事でしょう。

施設警備は現場煮よってルールが違う事が多く、前にやって来た当たり前の事が違う現場に行くと当たり前でない、何てことは普通にあります。

こればかりはその現場のルールを早く覚えて、間違を起こす事の無いようにしなければなりません。

消し忘れの見分けが難しい

この様に現場ごとでやり方が変わるのは仕方がありません。

この現場では残留者がいる時は電気や戸締りの判断を見誤らないようにしないと大変な事になるかもしれません。

私でさえ、今でも巡回時に部屋の電気がついていて誰も居ないと「う~ん」と少し悩む時があります。

毎回残留する部屋の場合は巡回を数回実施すれば覚えられますが、極まれに残留した事の無い部屋のドアが開いていたりするとドキッとしますね。

これならまだ残留者ゼロになる商業施設の夜間の巡回の方がずっと分かり易くて良いです。

今回唯一気になる事が・・

私の巡回の後、朝方にポンコツ警備員が同じ場所を巡回するのですが

間違ってドアを閉めてしまわないか心配です

いつもは申し送りで巡回時の引継ぎを話すのですが、今回に限ってそのポイントを伝え忘れてしまったのです。

他の隊員なら言うまでもなくドアが開いていても理解できるのですが、このポンコツ警備員は空気が読めないので閉めてしまいそうです。

結局ドアを閉めてしまったかどうか確認するまでもなく、もう下番してしまいましたが・・。

 

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