自分の住んでいる地域以外の警備の求人を見た事がありますか、よその地域と比べて求人数が多いだとか、賃金が高いだとか違いがあると思います。都道府県によって最低時給額が違うように、給料も違うはずです。もし隣の地域の方が給料が高かったら引っ越しますか。
警備の仕事が選ぶほど無い
自分の住んでいる警備の求人は見た事があると思いますが、よその地域の警備の求人は見た事がありますか。
私は隣の県などの求人は見た事がありますが、あまり多くはありませんでした。
周りの県よりも自分の住んでいる地域の方が、人も多く仕事も多い為だと思います。
となりの県では警備の仕事の求人が少ないとどうなるのだろうと考えました。
求人誌やネットで探しても、あまり件数が少ない。
そうなると、1日あたりの賃金もそれほど高くはなりません。
周りに取り合いになるような警備会社が無いので、高給にしなくても人が来るからです。
これは働く側にとって非常に困ります。
求人が少ないという事は、自分がやりたい現場で仕事が出来ないのです。
例えば商業施設は除外しようと思っても、商業施設の募集しかないかもしれないのです。
さらに、最低賃金での募集しか掲載されていないのかもしれないのです。
これでは警備の仕事をしようと思っても、自分に合った仕事に就く事が出来ません。
私の住んでいる地域はそういった悩みはありませんでした。
仕事は選び切れないほど掲載されており、賃金も競うように高給な所もあります。
どんな現場で働きたいのか、細かく絞ってもだいたい見つかります。
そんな地域に住んでいるのは、とてもラッキーな事だと思います。
もし、選ぶほど仕事が無かったら、よその地域の求人迄探して面接に行ったでしょうか。
経済活動の違いと人口の違い
自分の住んでいる県と隣の県とでは経済規模が違うと思います。
中には似たような県同士もあるかもしれませんが、人口や産業などの違いからどちらかが経済力が高いと思われます。
その時、自分の住んでいる地域が仕事が全くなかったらどうしますか。
となりの県では仕事が選ぶほどたくさんある。
「隣の方がもうかるから引っ越そう」
と単純な答えが出るでしょうか。
周りの警備員さんのほとんどが独り者です。
過去はそうでなかった人もいますが、今現在は独りです。
そういう人たちは、最悪隣の地域の方が明らかに稼ぐことが出来ると分かったら引っ越してしまうかもしれません。
例えば今の場所では1日、9,000円しかもらえないが、隣の県へ行けば1日、12,000円貰える。
この様な格差があると多くの人はそちらへ行ってしまうかもしれませんね。
しかし、私の様に所帯持ちではそう簡単にはいきません。
家族を置いて自分一人だけ出稼ぎのような形で行くことも可能ですが、個人的には行こうとは思いません。
もし、私が独り身だったら恐らく行くでしょうね。
警備会社の多くに寮完備、という所があります。
寮の環境が悪い所もあるかもしれませんが、それでも高給であるならアパートを借りるのも良いかもしれません。
いま全国でこのような状態になっている地域が増えるかもしれません。
高齢化社会で人が減れば、仕事も減る。
少しでも余力のある地域へ人が流れ始めると、それは加速していくのは自然な事なのかもしれません。
求人が少ないと給料が安くなる
人が減り始めると、仕事を求める人も多くなり、企業側は安い給料でも人が集まる為に、いやな仕事を安い賃金でする事になります。
そして少しでも給料の良い地域へ、選べるほど仕事のある地域へと流れるでしょう。
これはかなり悪循環です。
この先、AI化が進み人のやる仕事がどんどん減る、などと言われてもいますが、その前に一度このような安い労働を強いられる人がたくさん出てくるかもしれません。
そうならない様に、少しでも高い給料をもらえる地域へ引っ越しますか。
人口が大きく減りつつある地域では、もしかしたら今後このような現象が起きるかもしれませんね。