警備員が使用している無線機はどこにでもある物だが慣れないと聞き取りづらくて業務に支障が出る

施設警備の現場に限った事ではありませんが、警備員は無線機を使用して普段、業務を行っています。その時に無線機に慣れていないと、何を話しているのか聴き取れなかったり、要点をまとめて話せず長くなってしまったりと、先輩警備員からお叱りを受ける事になります。

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無線機はスマホとは違う

警備員になってから初めて無線機というものを手にした時、かなり緊張した覚えがあります。

人と通話をするという事は携帯などの電話があるので、話す事に関しては抵抗はありませんでしたが、大きなアンテナやボタンを押して話す、といったギミックに戸惑っていたのかもしれません。

 

そして、それらを仕事として活用している事で、よけいに緊張したのかもしれません。

そもそも無線機というのは、中継器を通じて極短い距離で無線のやり取りをするものです。

 

スマホなどの携帯機とは違い、施設警備の場合だとその施設内で声のやり取りが出来れば良いのです。

また、無線機は携帯機とは違い通話を複数人が聞く事が出来ます。

まあ、現代で云う所のオンライン通信で複数人で画面や音声のやり取りをする様なモノに近いかもしれませんね。

 

多少違いがあるとすれば、無線機では音声の発信が出来るのは一人だけしかできず、無理やり割り込もうとすると初めに発信していた人の音声が途切れ途切れになってしまう事でしょうか。

 

そんな無線機ですが、操作に関していつまで経っても慣れない事がありました。

相手の声が聞き取りにくい

無線機というのはごく短い距離で音声のやり取りをするものです。

私の勤務していた現場以外の無線機を知らないので、詳しくは分かりませんが施設内をすべてカバー出来るわけでもありませんでした。

これが無線機のグレードによって違いがあるのか、もしくは商業施設内では電波を阻害する様な沢山の電子機器類がある為なのかは分かりません。

 

防災センターから遠くなればなるほど、また防災センターから近かったとしても、ある特定の場所に限って音声の入りが悪くなる事もありました。

警備員は、施設や交通に限らず仕事で無線機を使用しています。

 

業務に必要な内容を発信しているので、聞き逃すと思いっきり仕事に支障が出ます。

無線機は音声を発信する時、交互に話をする事になります。

もし、相手の話な内容が聞き取っれなかった時に

 

「聞き取れなかったので、もう一度お願いします」

 

と聞き返さなければなりません。

これが一度くらいなら「電波の調子が悪くて聞き取れなかった」となりますが、2度3度となると

「いいかげんにしろ」

と言われてしまうかもしれません。

 

実際、業務中に相手の音声が聞き取り難くて、数回聞き直す様な事もまれにありますが、無線機にまだ慣れていない新人警備員の場合だと、携帯電話のようなクリアに聞こえる声とはかなり異なるので戸惑うかもしれませんね。

内容は簡潔にまとめて話す

先程もお話した様に、無線機は通話をする時は一人しかできません。

無線機は親機をはじめ、複数の子機を使用して業務を行っています。

 

防災センターに親機を置き、巡回をする警備員は子機を携帯します。

配属していた商業施設では、子機を5台用意しその日出勤する警備員が勤務中の間ずっと身に付けていました。

 

これは待機時間中でも、いつ緊急事態が発生して仕事に戻らなけれならない事があるか分からないからです。

そんな5台も無線機を身に付けている状態で勤務している時、どこかで緊急案件が発生した時、防災センターへ発信しなければなりません。

 

そして、これはどこの警備会社でも同じ事を指導されると思いますが

 

「内容は簡潔に短めに話す事」

 

まず、無線機は他の人も話したい事があったり、防災センター側で指示を出す必要もあったりします。

その時に、内容をまとめられずに長々と話していると、聞いてい居る側も理解しづらいですし、何を伝えたいのかも分かりません。

 

更に、その内容に対して返答をしようとしても、発信が終わらないとすぐに反応して返す事も出来ません。

配属している警備員さんの中にはこの簡潔に短く、という事が出来ない人が何人も居ました。

まあ、無線機の発信は会話をする感じで話すと、とてもだらしなく聞こえるので、普通の会話と無線機の発信を使い分ける様な話し方にした方が良いかもしれませんね。

 

警備員の仕事は無線機で話をする時、緊急で素早く相手に内容を伝える必要がある事が多いと思います。

その時に、いかに理解されやすく短くできるか、という事を常に考えて使用する様にしましょう。

 

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