仮眠時間に寝られないと危険

現場が違えば仮眠時間も変わります。初めての現場の時もそうでした。緊張していて寝られないのか。寝る時間が変わった事で生活リズムが狂うのでしょう。そんな時、帰宅手段が電車なら大丈夫ですが、車だと運転中に居眠りなんてしたら大事故になってしまいます。

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仮眠時間は何時間あればいいのか

先日、仮眠時間に

「仮眠時間短すぎ」

と思いました。

24時間の仕事をした後に、下番時車で帰るのですが仮眠時間が短すぎたせいで運転中いつも通りに集中できなかったのです。

まあ、事故を起こすほどの危険運転ではないですが、明らかに睡眠不足な状態での運転でした。

 

今までとは違う勤務体系で、仮眠する時間帯が変わり更に仮眠時間も少なくなったのです。

今までとは変わった事で体が慣れていないだけだと思うので、過去経験からそのうち慣れるのだとは思いますが。

 

この仮眠時間ですが、何時間が適正なのでしょうか。

 

一般的に6時間か7時間が適正だとか言われていますが、警備員が当直勤務で仮眠する時、7時間はおろか6時間なんて貰えません。

24時間の勤務のうち、16時間が勤務時間だとすると、8時間が待機時間と仮眠時間です。昼と夜の食事時間で2時間、夕方と夜の待機時間が2時間だとすると残りは4時間です。

 

人が24時間のうち4時間しか寝られないというのは明らかに睡眠不足です。

そりゃ帰りに眠たくなるのは当たり前ですよね。

実際、明けの日に昼間寝てしまうのは当然です。

警備員はそれだけ命を削って働いているのです。

夕方からとる仮眠で寝られるわけがない

仮眠時間が少ないのは分かりましたが、その短い睡眠時間が夜にあるわけでもないのです。

現場にもよりますが、今の現場では非常に早い時間から仮眠する事になっているのです。

 

日の入り前に寝る

 

まあ、お昼寝に近い状態ですね。

その優夕方の時間に寝て、夜通し起きているのです。

もし、夕方の時間に寝られなかったら絶望しかありません。

そんな事を考えて夕方に横になったら余計に寝られなくなってしまいます。

前の現場でも、その状況に陥って寝られなくなった警備員さんが何人もいました。

 

あの状況を見ていると、人は夜に寝るものなんだなとつくづく思いました。

全てのツケは翌日の下番後にやって来る

そんな短くて変則的な仮眠をし、1日の業務も終えるとやっと下番する事が出来ます。

車で帰る人や電車の人、中には歩きの人もいました。

 

電車の人や歩きの人はまだ良いですが、私の様に車で通勤している人は帰るまでがまず一苦労です。

電車の椅子に座るだけ、また職場から近い歩きの人は良いですが、重大な事故になりかねない車通勤の人は細心の注意が必要です。

半分寝ぼけた頭で帰るのですから、正常な判断が出来ない状態でハンドルを握る事になるのです。

良く勤務明けの車の人に

 

「眠たくなったら無理をせず、車を止めて近くの駐車場で寝る様に」

 

と話しています。

実際自分の車を運転するので、帰りに眠気に襲われる事があるのを知っているからです。

無理をして事故を起こすより、帰る時間が多少遅くなっても車を止めて眠気を覚ますか、もしくは少し寝る・・これに尽きると思います。

たったこれだけで、重大な事故を防げるのであればそんな簡単な事は無いですよね。

 

そのあと、足りない分は帰宅してから寝ればよいのですから。

警備員は短い仮眠時間で、体に負担をかけて仕事をしています。

疲労した状態で帰る事になりますが、事故が起こらない様に時間をかけてゆっくり帰る事もたまには必要です。

 

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