警備員の最低賃金1,072円と853円自分の地域はいくらか知っていますか

警備員として勤務していると時給というモノが気になります。警備員の給料が安いのは周知の事実ですが、その安い設定はその地域の最低賃金がもとになっている場合が殆どです。自分の住んでいる地域の警備員の給料が低いのは、その地域の最低賃金が低いのが理由でもあるのです。ご自分の地域の最低賃金はいくらか調べた事がありますか。

スポンサーリンク

全国でこれほども最低時給が違う

今現在、全国の最低賃金が一番高額なのはどこかご存じでしょうか。

まあ、これは日本人なら誰で知っている事なので聞くまでもない事でしょう。

 

 

そう、東京都で1,072円となっています。

 

 

そして東京に次いで神奈川県大阪府といづれも1,000円以上となっています。

後は1,000円以下でどんどん下がっています。

 

これでも毎年全国で上昇しているので、一昔前よりは間違いなく上がっているのです。

さて

 

「自分の地域の最低賃金がいくらかお分かりですか」

 

先に出たような地域の方は答えが出てしまっていますが、それ以外の地方の方は、今自分の住んでいる地域の最低賃金がいくらかハッキリ把握されていないと思います。

今ではネットで簡単に調べられますので、気になる方は一度調べてみる事をお勧めします。

 

同じ国内で、地域によって数百円も最低賃金が違うのですが、1時間当たりでこれだけ給料に差があると、1日働いた時にはいったいどの位の差が出るのでしょうか。

それが1週間、1か月となった時・・・。

 

警備員はある意味、各地域の最低賃金に近い給料で働いている業界だと思います。

しかし、東京のコンビニでは、夜間の時給を1,400円近くで募集しているのです。

 

それを警備員に当てはめた時、夜間の勤務で8時間働いた時に

 

「夜勤のできる警備員募集、1日11,200円以上」

 

という求人でやっとコンビニ店員と対等だと思って下さい。

もし、自分の地域で夜間勤務の警備員の仕事の求人が、この金額以下で募集しているのなら

 

「その仕事は東京のコンビニ以下」

 

と言っているのと同じです。

現役の警備員としてはこの事実はちょっと驚きを隠せません。

一応警備員である以上、コンビニ店員を馬鹿にするわけではありませんが、国家資格まである様な業種にもかかわらず、コンビニアルバイト店員の給料を下回る地域があるなんて、と思うとなんか悲しくなりませんかね。

同じ警備業務を提供しても金額が違う

地方の警備員の夜間勤務が、東京の夜間のコンビニアルバイト店員よりも稼げていない、これは紛れもない事実です。

 

実際、私の住んでいる地域では警備員の夜間勤務の1日の給料金額は、東京のコンビニ店員に負けています。

それだけ地域格差が激しいともいえるのかもしれませんね。

 

 

更にこれを全国の警備員に当てはめてみましょう。

全国の警備員の求人を比較した場合、地域によって1日あたりの給料は異なります。

最低賃金がもとになっている事でしょうから当然です。

 

しかし、問題は地域の最低賃金が違うからといって、地方によってそこまで警備業務に差はないであろうという事です。

 

まあ、大都市超田舎警備会社では、細かい部分を比較すれば田舎の方が何かしらの面で劣る部分があるのかもしれませんが、全国の警備業協会の教育の水準は同じはずです。

 

一応どこの地域の警備会社でも、ある程度の業務レベルは変わらないと思います。

仕事としてそこまで大きな違いがあるとは考えにくいと思いませんか。

にもかかわらず、東京地方の警備業務では賃金の開きがあるのです。

 

「同じ仕事をしても東京の方が高額な報酬が貰える」

 

これを知った時、それ以降も田舎の警備会社で安い給料を貰い続ける事が出来るでしょうか。

 

同じ水準の仕事を提供しているのに、1日あたり2,000円近い金額差が生まれているのです。

これが1か月になると40,000円近くの差に・・。

 

 

単純に計算して、年収で50万円近い差となるのです。

 

 

これでは地方の警備会社よりも東京の警備会社へ行きたいという気持ちがよく分かります。

まさか最低時給を割っている給料を貰っていないか

最低賃金は毎年どこの地域でも上がっています。

金額の上昇値はそれぞれ違いますが、下がる事はありません。

 

警備員の仕事を始めた時に「日勤〇〇円、夜勤〇〇円」という契約を交わして入社した人も多いと思います。

しかし待ってください。

 

当時の金額のままで、今でも同じ給料って事は無いですよね。

 

何年前に入社したか人それぞれなので、一概に答えられませんが、当時よりも確実に最低賃金は上がっているのです。

 

入社当時の最低賃金で、給料を決めている警備会社は多いと思います。

 

しかし、毎年上がる最低賃金に合わせて、ちゃんと賃上げしている警備会社は良いですが、中には10年前に入社した警備員に対して、今でも同じ金額の給料を支払っている、なんて所もあるかもしれません。

 

その10年前の最低賃金をもとにした給料を、今でも同じ金額として受け取っているとすると

 

「最低賃金以下で働かされている事になります」

 

10年近く前に入社した警備員さんで、今現在貰っている給料の金額を計算して、最低賃金を下回っていないか一度確認してみてはいかがでしょうか。

いくらブラック警備会社とはいえ、そんな直ぐにばれるような行為をしている警備会社は無いと思いますが、万が一最低賃金を下回っている様であれば大問題です。

 

「どうせ警備員の奴らはそんな事まで気づかないだろう」

 

なんて泣き寝入りをさせられる事の無いよう、気を付けて欲しいと思います。

 

警備のしごとのトップページ

スポンサーリンク