以前、前の現場でクライアントから預かっている事務所の鍵が、カギに付いているネームタグに思いっきり各事務所の名前が入っているのをお話ししました。まあ、どこにでもある話だと思っていましたが、今度の新しい現場でも同じ事が・・。
カギにネームホルダーがついているのは当たり前
新しい現場に来ました。
もちろんここでもカギの授受はあり、クライアントに毎朝カギを貸し出しています。
クライアントに貸し出すカギの本数はだいたい同じくらいでしょうか・・。
しかも
カギの全てに事務所の部屋の名前入りです
うん、どこで落としても「何階のどこの部屋」ととてもわかり易くなっています。
クライアントはどこへ行っても発言権があるので、いくら警備会社側で「カギに名前入りはマズいですよ」と提案しても却下されてしまうのでしょうか。
まさか、警備会社が提案すらしていないなんて事は無いと思いますが・・。
もし、部屋のネームタグの付いたカギを落としたら、どうなるのか・・なんて考えもしないのでしょうか。
そもそも「カギに名前がついていないとどこの部屋のカギか分からないでしょうに」という反論すら出てきそうです。
自宅の鍵にネームホルダーで住所を書く様なもの
カギにネームタグをつけて、丁寧に部屋の名前まで書いてある。
一見わかり易くていい、なんて思いに至りそうですがそもそも
自分の家のカギにネームタグで住所を記載する人はいないでしょう。
多くのクライアントの方々はその事に気づいていないのです。
万が一悪意を持った人物に拾われたらまる分かりだという事を。
事務所のカギに部屋の名前が記載されている事はそれと同じなのです。
使う側がわかり易いからではなく、万が一落とした時の事を考えて書かないようにするのが一番重要なのです。
タグもつけないで何もつけず、カギだけ・・というのも扱いにくいのでネームタグにはせめて、身内にしか分からない様な文字にするなどの工夫をすると良いのですがね。
一応、今回もクライアントにカギの件で提案はしましたが、ここでも「なんでそんなにあえて分かり難くするの?」と想像した通りの反応をされました。
まあ、クライアント側が使うカギで、クライアント側がそれでよい・・というならこれ以上警備側としては何も言いません。
やはり巡回キーには名前は書かない
クライアントからお借りしているカギの中に、巡回キーがあります。
警備員が細密巡回時に使用するカギですが、これは完全に警備員しか使いません。
クライアント側もそのカギに関しては、タグを付けようがどんな管理をしようが、紛失しなければ何も言ってきません。
前の現場でもそうでしたが、せめて警備員が使用する巡回キーなどはネームタグ類には部屋を示した名前は一切排除しています。
毎日使うものですし、お借りしているものなので厳重に管理しています。
そもそも毎日使いものなので、いちいち名前が入っていなくても「どれがどこの鍵」とすぐに覚えられます。
そういう意味では毎朝従業員にお渡しする鍵も、名前の書かれたネームタグでなく、色分けされたネームタグだけでも十分な気がするのですが・・。