施設警備員は巡回時に鍵を携帯していきます。いわゆる巡回キーです。この巡回キーは現場にもよりますが、何本も携帯する事もあります。この巡回キーですが、本数の多い少ないに限らず巡回時は必ずキーケースに入れなければなりません。しかし、警備員によってはこの規則を守っていない者もいるのです。
キーケースは鍵を結着する重要な物
施設警備員は誰でもキーケース、というものを知っています。
施設警備員が巡回をする時に、鍵を携帯していくのですがその時に、鍵をキーケースに入れて出発する。
という指導を会社や先輩警備員から受けているからです。
施設警備の現場によりますが、巡回時に携帯するカギは1本から十何本と様々です。
その何本もある鍵を巡回時にポケットなどに入れて行った場合、万が一落としてしまうなんて事もあり得ます。
クライアントから預かった大切なカギをポケットにいれるという安易な管理で落とすようなことがあれば、警備会社の信用を失う事にも繋がります。
その為、鍵を落とさない様にする対策として「キーケース」というものがあり、鍵を紛失しない様にしているのです。
ベルトを外さないと付けられない面倒さ
基本的にキーケースは、巡回する警備員がしっかりと身に付けて管理する様にしています。
身に付ける、という状態として制服のベルトや帯革に通して、キーケースと警備員を一体化させます。
キーケースにはキーチェーンが付いてい折り、キーケースとキーチェーンと鍵が繋がれています。
これがベルトに通す事で、ほぼ「落とす」という事が無くなるのです。
しかし、キーケースを帯革に通す際、一旦ベルトや帯革を外す必要があり、身に付けるには正直面倒である、という問題があります。
キーケースは巡回時に身に付けるものなので、巡回の時以外では身に付けません。
現場によっては、個人でキーケースを用意したりまた、勤務中はずっとキーケースを身に付けておく事、となっている様な現場もあるでしょうから、付け外しの面倒さは無いかもしれませんが、私のトコの警備会社では特に決まりはありません。
その為、個人でキーケースを用意したり、キーケースをずっと身に付けていたりと様々です。
多くの隊員さんが勤務中にキーケースを身に付けていないので、巡回の度に付け外しが発生します。
その度に、ベルトを外すという行為が発生し、誰もが面倒だと感じています。
しかし、だからと云ってキーケースを使わずに巡回キーをポケットに入れて巡回へ出発している者がいる様なのです。
キーケースを使わない警備員は失格
巡回時に巡回キーをキーケースに入れずに巡回へ行く警備員は
「警備員失格です」
クライアントから預かった大切なカギを、面倒だからという理由でベルトや帯革に通さず、鍵をポケットに入れて巡回をするという行為は、もはや警備員ではありません。
鍵を紛失すると莫大な賠償金が発生する可能性がある。
という事を、いろいろな場所で何度も聞かされているはずなのに、キーケースに入れて管理しない時点で、警備員失格ですよね。
「自分は紛失などしないから大丈夫」
なんて云う、何の根拠もないセリフに説得力はありません。
いくら短い巡回時間であっても、巡回キーを持って見回りをするのであれば、面倒だとしても巡回キーはキーチェーンに結束し、キーケースに入れて行くのが警備員として守るべき規則です。
ましてやそれが資格を持っている様な警備員であるのなら、率先してキーケースを用いなければいけません。
周りにキーケースを使わず巡回キーを持ち出している警備員はいませんか。