ポンコツ警備員の働き方を見ていると真面目に仕事をしている自分がバカらしく思えてくる事がある

警備員として働いている時、ふと周りに居るポンコツ警備員さんを見ていると彼らが何度言っても失敗ばかりしたり、仕事を真面目に覚えようとしない有様を見ていると、一生懸命仕事をしている警備員さんは、こんなに一生懸命仕事をしているのがバカらしく思えてくる事があります。どうせ真面目に仕事をしても所詮彼らと同じ様に見られていると思うと・・。

スポンサーリンク

警備員が底辺の仕事と言われる理由

警備員の仕事は底辺の者の仕事

こういった言葉をネットなどでよく見かけます。

 

当事者としてはあまり「底辺の仕事」という言葉は使いたくはないのですが、悲しいかな実際に警備員として働いていると、あながち間違っていないのかな、と思います。

警備業界は昔から人手不足の為に、欠格事由はあるものの、そこにさえ引っ掛からなければどんな人でも雇っている印象があります。

 

よほど社会で通用しなかった「普通」から外れた様な人でも、警備業界なら雇ってくれるからです。

警備員全員が「普通」から外れた人ばかりではなく、中には優秀な警備員さんも大勢います。

 

しかし、その全体から見た時、警備業界以外の企業と比較した時、明らかに「普通」から外れた人たちが多い為に

「警備員は社会で通用しなかった人の集まる所」

という理解をされ、底辺の人が集まる所、となっているのではないかと思います。

 

確かに、その様な人が他の業界に比べて多い印象はあるのですが、それは警備員全体から見るとほんのわずかなのです。

真面目に仕事をしても一括りにされる

警備員はポンコツな人が多い、という印象は確かに事実です。

今まで勤務してきた現場でも、1~2割くらいはポンコツ警備員?と思われる様な人は居ました。

 

そして残念な事に彼らの仕事振りは非常に目立つのです。

施設警備員は普段、何事も無いのが「正常」であると言えます。

 

防災、防犯に努め何も無い事が一番良いのです。

そういう意味では、何もない状態では警備員が目立つという事は無いのです。

 

しかし、ポンコツ警備員は何かする度に問題を起こし周りに迷惑を掛けてしまうのです。

普通に仕事をすれば、何も起こらないハズなのに、彼らが仕事をすると思いもよらない失敗をして目立ってしまうのです。

 

そんな事をする事で、警備員は普通の人ではやらかさない様な事もする人たち、という誤解を与えてしまいます。

失敗をするのはポンコツ警備員だけなのに、彼らが目立つ事で「警備員全体」がポンコツ警備員かのような印象を与えてしまいます。

 

警備員の印象を少しでも良くしようと頑張って仕事をしても、彼らが全部プラスマイナスゼロにし、更にやらかす事でマイナスの評価をされてしまいます。

警備隊の中に一人でもポンコツ警備員がいると、普通に仕事をしているだけでは、その警備隊の評価は悪くなるばかりでしょう。

 

それほど悪い噂は人の気を引くものなのです。

何度指導してもダメな人は一定数いる

今までいろいろなポンコツ警備員さんと出会ってきましたが、何度言ってもダメな人は一定数いました。

普通は、一度指導すれば改善されて、完全には仕事が出来なくても、改善はされるものです。

 

しかし、真性のポンコツ警備員さんの場合は、何度指導しても改善される事はありません。

何度も同じ過ちを繰り返し、その度に謝罪はするのですが、日が経てば再び同じ失敗を繰り返すのです。

 

ここまで酷いポンコツ警備員さんはそう居ませんでしたが、そんな人と一緒に仕事をしている時は、明らかに周りの警備員さんにも迷惑がかかり苦情が多発します。

まだ、クライアントから苦情が出てこないだけマシですが、これがクライアントから苦情がでたら、その時は「出入り禁止」という結末しかありません。

 

何度指導しても改善できないのですから、同じ失敗を2回もすればクライアント側は「あの警備員さん代えて下さい」と言われます。

 

警備員が悪く言われない様に、質の高い仕事を提供しようと努力しても、そんな事お構いなしな行動をする警備員がいる為に、警備員の地位が向上しない現状に一生懸命仕事をするのがバカらしく思えてくるのは、私以外にも居るのではないでしょうか。

 

警備のしごとのトップページ

スポンサーリンク