警備員の平均勤続年数は約9.5年となっています。これは全残業が12年に対して低い水準です。これは警備業という産業が労働者にとって良くない環境であるという事です。この数字を平均にまで上げようとするととてつもない改善が必要となり単純な解決策では上がらないと思います。
施設警備の平均勤続年数は
警備員の平均勤続年数は全産業の平均よりも低いです。
全残業の平均勤続年数は約12年に対して、警備業は約9.5年となっています。
まあこれは警備員として働いている身からすると納得できる数字ですね。
そして更に施設警備員の平均勤続年数は長い所で約14年となっている様です。
全ての施設警備業務の平均勤続年数が14年というわけではありません。
あくまで「長い所で」という事のようです。
これだけでも全産業と比較しても悪い数字ではありません。
そんな警備業の平均勤続年数ですが、まあ警備員として働いていると当然だよな、という思いです。
離職率が高い原因は複数ある
平均勤続年数という事は離職率が高い方であるとも言えます。
警備員として入社しても何かしらの理由があって早々に辞めてしまっているのです。
これは警備員として働いていて思い当たるものはいくつかあります。
まずは労働環境の劣悪さという点です。
夏は暑く冬は寒いというのが当たり前な仕事になるので、自分は大丈夫と思って始めても思ったよりも過酷だったという事で辞めてしまいます。
次に同僚の警備員との人間関係です。警備業界は様々な業界の仕事から流れてきた人が集まっています。
自分とは無縁だった業界の人と一緒に事をする事で、衝突したり嫌気がさして辞めて行ってしまいます。
そしてもう一つは給料が思ったよりも低いという点です。
あれだけ苦しい思いをして働いたのにたったこれだけしか貰えないのか、という仕事の過酷さと貰える給料が見合っておらず辞めてしまうパターンです。
これら以外にも様々な理由は有るかと思いますが、これまでに挙げた内容が理由で多くの警備員さんが会社を辞めているのだと思います。
どこの警備会社も労働環境は似た様なものなので、多少の程度の差はあるかもしれませんが、離職する理由は似通っていたりします。
元々の中途採用年齢が高い
色々な理由で警備員の仕事を辞めてしまっているのですが、そもそも辞めてしまう人の多くの年齢が高かったりします。
警備業界は多くの警備員さんは、中途採用での入社が殆どです。
会社員を辞めて警備員の仕事を始めた、定年退職で第2の人生をスタートさせるために警備の仕事始めた・・・。
警備員の大多数の人がこういった人たちでもあるので、業界全体の平均年齢は高めです。
しかも中途採用で入社しているということは転職経験者なので、今の会社に納得がいかなければ別の会社へ移籍する、と転職する事に迷いがありません。
そんな中途採用者ですが、やはり若い世代の人は転職するのに警備員の仕事を選びません。
若い人は情報収集に長けている人も多いので、悪い警備業界の噂に敏感です。
よほど警備員の仕事でしか通用しない人しか来なかったりします。
また定年退職で警備の仕事に参入してくる人たちは、入社時点での年齢も高く、余りにも過酷な職場では体が付いてこない事もあり、もう少し無理の無い職場のある会社へ転職してしまいます。
こういった事で、高齢の所属人数が多く、体力的に負荷の軽い職場へと移ろうとする為に平均勤続年数が下がるのだと思われます。
これまでの現場でも、施設警備の仕事は比較的体の負荷が軽い現場が多いので、施設警備員に限っては高齢の警備員さんが大勢所属しています。
それでも施設警備とはいえキツイ現場も中にはあるので全ての施設警備員さんの平均勤続年数が高いわけでも無いのです。


