入館証の扱いが酷い施設の現場

施設警備の現場では、出入管理の受付場で入館証を発行してる場合が殆どです。しかし中には入館証を発行していない所もあり、この対応をしているかいないかで警備員の経験の差も大きいものになります。そして同じ入館証を発行している現場でも、入館証の扱いが雑な所もあるのです。

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入館証はオールマイティーのパスである

入館証があれば、後方通路からお客様が普段通る事の無い様な場所まで、あらゆる通路を歩ていても不審がられることはありません。

 

従業員も警備員でさえ、入館証を身に付けている人は「許可を得た人」と判断するので、見た目がたとえTシャツに短パンでもすれ違っても「お疲れ様です」と挨拶を交わすだけでしょう。

 

 

まあ、流石にホームレスの様な格好をしていたら従業員から警備室へ連絡が入るかもしれませんが。

 

 

それほど入館証というものは、一度発行されたらその施設内であればどこでも堂々と出入り出来るものなのです。

そういう意味では、出入管理の受付にいる警備員

 

 

「その人が入館証を発行するに値する人物なのか」

 

 

という判断に責任があるという事を理解しておかなければなりません。

現場によってはそこまで厳しくない

入館証がそれほど重要な物となると、その扱いも厳重になるのは当然の事です。

入館証が返却されなかったり、借りた本人がどこかへ置き忘れてしまったりと、その日のうちに却ってこない時があります。

 

 

以前いた商業施設では、入館証の管理が厳しく、一般の入館証の貸し出し時間が終了する19時時点で未返却なものに関しては、貸出したお客様へ連絡をしていました。

 

 

大抵のお客様は、入館証を借りたまま別の出入り口から施設を出てしまいそのまま帰ってしまっていたり、中には警備員が退館の受付をしているのに、入館証を受け取るのを忘れていたりと様々です。

 

 

受付簿に連絡先を記入していただいているので、そこへ電話をかけ入館証の所持の確認と返却のお願いをします。

大抵はその日のうちに持って来て貰うようにしていますが、どうしても遠方の場合は後日返却をする約束をしています。

 

 

この様に商業施設では入館証の貸し出しには、かなり厳格な対応をしていたと思います。

そうかと思えば、商業施設とは違う現場では入館証の貸し出しはするものの、未返却に関してはそこまで厳格にしなくて良い、とクライアントから言われている所もあるのです。

 

 

受付簿があるので、一応誰にいつ貸出したか、という記録はありますが返却までにはうるさくないのです。

こんな管理では入館証がどんどん減っていってしまいそうですが、定期的に入館証を増刷して補充してくれていました。

 

 

「おいおい、未返却の入館証を悪用されたらどうするの」

 

 

と思うかもしれませんが、過去数年入館証を悪用した事案が発生した事はありませんでした。

そもそも、そこの現場がそこまで関係者以外立ち入り禁止区域のないようなところで、誰でも出入り可能な所なので、ある意味入館証の方が意味が無かったかもしれません。

 

 

その様に入館証の意義の薄い所もあるかと思えば、全く入館証というものが無い施設もあったりします。

施設警備の現場でも入館証が必要ない所もある

入館証の発行をするという事は、関係者以外の人に入られては困るエリアがあるという事です。

この逆の意味を言うと

 

 

「関係者以外立ち入り禁止エリアの無い施設は、入館証を必要としない」

 

 

という事にもなるのです。

私が勤務した施設の中で、入館証の必要な現場と、入館証が必要でない現場がありました。

 

 

入館証が必要であるという事は、関係者以外入られては困る、という事でまた入館証が必要ない施設では、建物の中は誰でも出入りが可能である、となるのです。

 

 

施設警備員としては、入館証の無い施設の勤務は管理が楽そうで良い様に見えますが、実は不特定多数の人が入って来るので、不審者が入り込んでいても誰なのか特定しにくい面があります。

その為、施設内に入ってくる人物をよく観察しておく必要があり、結果管理が大変になるのです。

 

 

そして、入館証の発行の経験の無い施設警備員がいざ入館証管理の施設へ配属となった時、経験が無いので改めて指導が必要になったりと業務指導の面でも厄介な事が多々あります。

 

 

自分の勤務している現場の出入管理が、入館証の扱いがどれだけ厳格なのか把握し、全ての施設警備の現場が今の現場と同じ水準とは限らない事を知っておく必要があります。

 

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