施設警備員の仕事は日勤や夜勤、そして24時間の当直勤務があります。今ではすっかり警備員ですが、警備の仕事を始めようと思っている様な人にとって、日勤や夜勤、そして当直勤務のどれが人気があるのでしょうか。ちなみに私は何年も当直勤務の仕事しかしていませんが、日勤や夜勤の仕事をヤレといわれても断りそうな気がします。
日勤と夜勤の良い所とは
施設警備員は日勤の仕事と夜勤の仕事、そして当直勤務の仕事があります。
これは現場によっては、当直勤務の無い所や夜勤の無い所などがあったりと様々です。
警備員の仕事を始めようとした時、自分が選んだ会社や職場がどんな勤務体系なのか、という事は必ず調べておいた方が良いと思います。
そんな勤務体系ですが、日勤や夜勤の仕事の良い所と云えば、やはり
拘束時間が10時間程度で、24時間以内には自宅に帰る事が出来る、という点です。
昼間の時間の勤務や夜間の時間の勤務など、時間帯は異なっていますが、大体10時間くらいの勤務時間で、それが終われば自宅に帰る事が出来ます。
1日でこの勤務を終えて自宅に帰り、また次の日には出勤します。
日勤にしても夜勤にしても、1日で仕事を終えて自宅に帰り、そして翌日にまたシフごとに出る、というある意味規則正しい生活になるという事です。
夜勤に関しては昼夜逆転するという生活になるかもしれませんが、よほどのブラックな会社でもない限り、連続した夜勤の仕事になるであろうから、その間は規則正しい生活とも言えるでしょう。
そんな日勤と夜勤ですが、どちらの勤務が人気があるのでしょうか。
現代人は夜遅くまで起きている事が多く、比較的夜型タイプの人も多いと思います。
そんな人は、夜勤のような仕事はピッタリ合うと思うのですが、まああまり長く夜勤を続けると自律神経をおかしくしそうでやや心配でもありますがね。
当直勤務の良い所と悪い所
当直勤務というのは、その施設に24時間拘束されて仕事をするという事です。
厳密には当直なので、その日の夜から朝にかけて勤務をするという意味のようですが、警備業界では少なくとも「24時間勤務」の事を指しています。
この当直勤務は警備会社や現場によっては無い所もあります。
当直勤務の場合、今まで経験した事のない人も多く、警備員の仕事で当直勤務というと、応募を避けられる場合もある様で、あまり人気が無いという話も聞きます。
しかし、実際の所は経験者ならわかると思いますが、明け日でもある非番を含めると休みが多い様にも見えるので、得した気分になります。
まあ、その分24時間も職場に拘束されているのと、少ない仮眠時間の為に、翌日の明け日は使い方を間違えると、1日中寝ている事にもなるので「ツラいだけ」と感じる人もいるようです。
私個人としては、2日分の仕事を1日分としてまとめて入り、残りの1日は丸々自由にできる、と捉えているので毎日仕事に出かけて帰宅して短い自由時間を過ごすよりはお得だと思っています。
最低でも、通勤時間は1日分で済むので、その往復の時間だけでも自由時間に充てられている計算になります。
そして今や警備員になってから現在に至るまで、その大半の勤務体系が当直勤務として働いてきている中、日勤や夜勤よりも当直勤務の方が自分の時間として使える時間が長い、という結論に至っています。
そうなると、今さら日勤や夜勤の仕事は出来ないかもしれません。
その人の生活のリズムに合った仕事
日勤や夜勤、そして当直勤務など、警備員の仕事に限らずかなり特殊な勤務体系です。
特に夜勤の場合は、長く続けると体を壊しそうな気もしますし。
当直勤務は、確かに1週間に3日程度の出勤で済むので、楽そうに感じて自ら進んで選んでしまいがちですが、今まで当直勤務をしてきた警備員さんを見てきて、明らかに適性に合っていない警備員さんが何人も居ました。
少ない仮眠時間なのはどこも同じなのですが、その短い仮眠から起きて来た時に、頭がしっかり起きていない人もいました。
血圧が低い人なのか分かりませんが、起床した後も
「起きたはいいけど、このまま仕事を任せて大丈夫か?」
と思うほどボッーとしているのです。
仮眠時間が短いのが原因なのか、もともと起床して直ぐに頭のエンジンがかからない人なのか分かりませんが、あれでは仕事になりません。
警備員は起床して直ぐに業務がある場合が多いので、この様な人は仮眠のある当直勤務などは向いていなさそうです。
あとは、夜型人間でないのに夜勤の仕事に入る人もそうです。
夜勤の給料は、日勤に比べて高めなところもあります。
そんな金額につられて自分の体に合っていないのに夜勤の仕事をして、うっかり居眠りをし、そういう時に限って不審者が入ったり、クライアントに見つかったりするものです。
この様に、自分の元々の生活のリズムに合っていない様な勤務は、周りにもまた自分の為にもならないので無理をしない様にしたいですね。