ただ座っているだけの施設警備の現場勤務は能力の向上も無ければ運動不足にもなりポンコツ警備員になる

施設警備のヒマな現場で仕事をしているとつくづく思う事があります。それは毎日椅子に座り続けているので運動不足になり、また来客が少ないので警備業務としての経験と能力の向上も無い、という事です。経験者がその様な現場へ行くのはまだ良いですが、未経験者が勤務すると高確率で「ポンコツ警備員化」しますね。

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施設警備の現場の当たりハズレ

警備の現場はいわゆる「当たりハズレ」があります。

施設警備でも交通誘導警備でも同じです。

 

何を基準にして「当たりハズレ」かは人によって受け取り方が違いますが、施設警備業務に関して言えば、施設を利用するお客様が少ない、または巡回する施設そのものが小さい、という点が当たり現場と言われる事が多いと思います。

 

当たり現場への配属は、求人を見てもなかなか分かり難くかったりします。

なので狙って当たり現場の仕事をする事は簡単ではありません。

 

当たり現場というのは、たいてい来客が少なく巡回も短く少ないというのがセットになっています。

警備員としての業務が少ないのでのんびりできる、というメリットがありますが、場合によっては危険な現場でも有るのです。

ヒマな現場は場合によっては危険

今勤務している現場は、他の警備員さんから見ると「ヒマな現場」だと思います。

来客も少なく、日中の巡回は無く夜間のみ。

そして出入管理は座哨対応。

 

これだけ聞くと分かる人にはそこがいかに「ラク」であるかお分かりかと思います。

そんな現場で働いていて、ふと思う事があるのですが、警備員として経験のある人にとっては息抜きとして良い現場なのですが、新人の警備員さんまたは警備の仕事が未経験で配属した人にとっては「良い現場」とは言い難いと思います。

 

ヒマな現場である、という事は警備業務をする機会が少ないという事でもあります。

警備員としてするべき事が少ないので、施設警備員としての経験値が貯まらない現場でも有るのです。

 

施設警備の現場はヒマな所もあれば忙しい所もあります。

忙しい現場で働いてきている警備員さんは、ざまざまな経験を積んでいます。

 

しかし今の現場にも居る様な、ヒマな現場しか経験していない施設警備員さんは、エスカレーターの起動や停止、またエレベーターの不停止設定、更に自動ドアのセンサーの操作など全く経験していません。

分かっているだけでこれだけ経験していないのです、他の忙しい現場を経験している警備員さんは、これにもっと複雑な対応の経験を積んでいる事でしょう。

 

同じ施設警備員にもかかわらず、配属先次第で経験豊富な警備員となるか、何も学んでいないポンコツ警備員となるか分かれてしまうのです。

楽して稼ぎたいか経験を積みたいか

ラクな現場で働く事が悪いと言っているわけではありません。

ラクな現場での仕事も、ちゃんと警備会社と施設管理者が契約をしたれっきとした仕事です。

 

ただ居るだけ、と思うかもしれませんがそれを必要としたクライアントが納得しているので、警備員として堂々としていれば良いのです。

そんなラクな現場での仕事ですが、誰でも楽がしたいとは思っていないのかもしれませんね。

 

せっかく施設警備員になったのだから、警備員として色々な事を経験したいし、ゆくゆくは資格も取得したい、と思っている人もいるでしょう。

その様な人は、ラクな減へ配属するよりも、たくさんの事を学べる現場勤務の方を選ぶかもしれません。

 

会社にもよりますが、施設警備員でも現場の異動はありますので、初めに色々経験して資格も取得し、施設警備員として一通り学んでからのんびりしたい、というのもありだと思います。

私自身も、計画してきたわけではありませんが、初めて施設警備員になった配属先が大型商業施設でいろいろ学び、そこで資格も取得し。そのあと楽な現場への勤務となっています。

 

今思うとこのパターンはゲームで云う所の「強くてニューゲーム」という状態に近く、施設警備員としての業務を一通り学んでからラクな現場でマッタリしています。

これならラクな現場で何か起きても、過去の経験を参考にすれば簡単に対応出来ます。

 

周りの警備員さんは未経験な事が発生してアタフタしていても、私は過去に経験し対応した応用で処理できるので、ただでさえラクな現場が更にラクになったという感じです。

未経験でも楽な現場で働きたい、だとか一通り経験してからラクな現場で働きたい、などと人それぞれ考え方は違うので、警備員の仕事に就く時は

 

「自分がどうしたいのか」

 

という事を考えた方が良いですね。

 

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