近年の夏の外気温は毎年上がっている様な気さえします。38℃は当たり前で40℃行く地域も見かけたりもします。そんな中、警備員として働く時、外の勤務の警備員さんは熱中症などに気を付けて欲しいですね。反面、施設警備員となると空調の効いた屋内での仕事も多く、快適な仕事が出来ている警備員さんも多いかと思いますが、中には建物内の仕事にも拘らず外までとは行かないにも、とても快適とは言い難い環境で働いている警備員も居るのです。
外の警備業務と屋内の警備業務
警備業には警備分類と言って業務形態が分けられています。
世間から見た警備員といわれた時、おもに施設警備員と交通誘導警備員が有名な警備員であり、実際警備業務の約7割がこれらの警備業務になっています。
これらの警備業務で大きな違いと言えば、その一つに
「外での勤務か、建物内の出の勤務か」
という点が分かり易いかと思います。
しかし一概に外と建物内とも限らず、あくまでその傾向に強いというだけで決まっているわけではありません。
そんな各警備業務ですが、外の出の勤務は聞いての通り、年中外で警備業務を行っているので、夏は暑く冬は寒いのが当たり前となっています。
自然の環境下で季節を感じられる仕事、と言えば聞こえは良いですが、昨今夏や冬の厳しさは下手をすると命の危険もあり得る状態です。
ですが、施設警備員の多くは建物内の仕事なので、夏は涼しく冬は暖かいという空調の効いた恵まれた環境下での仕事のイメージが強い職場です。
施設警備員とはいえ快適とは限らない
しかし、15年近く施設警備員として働いてきて必ずしも施設警備員だからといって快適な環境下で働けるとは限りませんでした。
施設警備員でも現場によっては、お客様の同じ空間での巡回業務以外の場所では、劣悪な環境下での仕事もたくさんあります。
関係者専用の出入管理業務の受付場では、空調もなければ屋根があるだけで外と変わらないような場所での勤務だったりします。
確かに交通誘導警備員さんの様に、炎天下の様な逃げ場のない場所で働く事は無いにしても、夏場では気温が35度の場所で立ったままという、とても
「建物内で空調の効いた快適な職場」とは言い難いです。
外よりはマシですが、空調の効いた快適な職場というイメージを持って施設警備員を選んだ人にとってはハズレ現場以外の何ものでもありませんよね。
そうかと思えば、巡回業務が建物内の見回りだけでなく、全工程の半分くらいが外の見回りとなっていて、夏場も冬場も快適な環境の仕事とは言えない様な現場もあります。
こうなっては最早、どこの現場でも安心して働けるような所は無いのかもしれません。
外でも屋内でも熱中症対策は忘れずに
外の勤務はもちろんの事、屋内の勤務でも快適な環境でない場合が十分にあり得る事が分かりました。
外の勤務の建物内の勤務でも、夏場は何も対策をしなければ熱中症になる可能性があります。
外の勤務はもちろんの事、建物内の勤務でも水分補給を十分に取る様にしましょう。
特に屋内の場合は、直射日光を避けて仕事をしている分、のどの渇きを自覚しないといつの間にか脱水症状になっているかもしれません。
高齢になるほど水分補給を疎かにする人が多い印象があります。
人は気付かない内に汗を掻いていて、体から水分が抜けている場合もあるので、意識して水分を摂取する様にしないといけません。
1日で1.5リットルのペットボトルを空ける気持ちで水分補給するくらいが良いとも聞きます。
自分が日々、どのくらい水分補給しているか気に掛け、熱中症の対策をする様にしましょう。