施設警備員は当直勤務の場合は待機時間が長いです。現場にもよりますが24時間勤務の内、8時間くらいは仮眠時間込みの休憩時間があります。大抵4時間くらいが仮眠時間に充てられるので、残りの4時間は食事をしたり自由な時間となるのです。この時間に警備員はいったい何をしているのでしょうか。
待機時間と休憩時間の違い
警備員の休み時間は「待機時間」と「休憩時間」があります。
これは仕事以外の時間となっており、食事をしたり体を休めたりする時間です。
どこの現場でも必ずあると言って良い時間で、主に食事をとる為の時間と言って良いでしょう。
そんな時間ですが、会社や現場によって待機時間や休憩時間と呼ばれたりもしています。
これはただ言葉が違うだけではなく、給料が支払われるのかそうで無いかという違いがあったりし、このために警備員と警備会社で賃金に関するトラブルになったりする事も少なくありません。
この待機時間ですが、日勤の場合は1時間程度しかありませんが、24時間の当直勤務ともなると8時間も待機時間があるのです。
長い待機時間で何をしているのか
施設警備員として勤務していると、当直勤務で長い待機時間を割り当てられます。
現場によって異なりますが、8時間程度の待機時間となります。
この8時間の中に仮眠時間が4時間くらい含まれているので、残りの4時間で食事をとったり体を休めたりするのです。
もちろん仮眠する時間も〇時~〇時と決められている他、食事の時間なども同僚の隊員さんと交代で取るので、自分の好きな時間に仮眠できるわけではなく、また、食事も決められた時間にしかとれません。
それでも、食事の時間を含めて数時間は自由な時間があるので、この時間にみな好きな事が出来ます。
中にはずっとスマホをいじっている人もいれば、食事もそこそこでずっと横になって寝ている人、施設内で買い物をする人など様々です。
基本的に休憩室のような部屋がある場合は、そこで食事をとりそのままその部屋の中で過ごす人が大半です。
勤務中は立ちっ放しや歩きっ放しで疲弊しているので、休みの時間は体を動かさずにいたい、という思いの人が多いのだと思われます。
今までいろいろな現場で当直勤務として働いてきましたが、現場によってはこの待機時間の長さが異なり、かなり有意義な待機時間を過ごせる所もありました。
約8時間も待機時間があると「何かずっと休憩している気がするのでは」と思うかもしれませんが、長らく当直勤務で働いていると意外とそうは感じなくなってくるのです。
実際に働いてみると短く感じる
待機時間が8時間もあるとさぞ長く感じると思うかもしれませんが、長い間当直勤務で働いていると意外とそうは感じません。
むしろ「待機時間が短すぎる」と思ってしまうのです。
24時間の内、16時間働いたすると1日当たり8時間働いている計算になります。
当直勤務とは2日分働いている様なものですが、それを1日に凝縮して働いています。
2日分働いている状態で8時間の休み時間、と言われると少ないと感じませんか?
まあ、翌日は丸々お休みになるので、前の日に休み時間が少なくても仕方ない、と思えば良いのですが、2日分拘束されている時間としては待機時間は少ないと感じるのです。
8時間の待機時間の内、約4時間は仮眠時間とされていますが、へとへとになっている状態からの4時間の仮眠では体はしっかり休まりませんでした。
こんな過酷な職場環境なので、施設警備員として長く働こうと思わない人も多いのではないかと思います。
この仕組みを改善するのは、一人の警備員ではどうにもならず、警備業界全体がクライアントとの働き方の改善をしていかない限り変わらないと思います。
まあ、この当直勤務の仕組みは、何も警備業界だけの話ではなく、多くの当直勤務で働いている職業の人にも当てはまると思うので、改善は絶望的であろうと諦めていますがね。