大阪万博の警備業務の時給が2,500円というニュースを見ました。万博に関係しているすべての警備会社が同じ金額とは限りませんが、会社によってはその金額を払っているという事です。更に日給で28,000円とも聞き、警備業界全体が同じ位の賃金を払えば人手不足は解消するだろうにと。
時給2,500円は平均以上
大阪万博の警備業務が、時給2,500円で実施していると聞きました。
この金額は、警備業以外の企業でも高額な部類に入ります。
都心部でもこの金額で求人を出しているアルバイトはそうはないでしょう。
しかも、遠方から働きにくることを見越して各警備会社が手配した寮に入っている様です。
会社によって寮費が発生するのか若しくは無料なのか・・
万博で働く警備員さんは、この半年間でかなり稼げることでしょう。
私の地域の警備業は、時給はせいぜい1,000円台です。
これでも全国で見れば平均ですが、2,500円はほぼ倍の金額です。
そりゃ、みんな万博に集中して地方の警備員が不足して花火大会やイベントなどが延期するハズですよね。
まあ今年の8月の様なとても暑い時期に花火やイベントなど開催しても、人がそこまで集まるかどうか怪しいものですが・・・
日勤28,000円は当務より高給
時給2,500円で驚いていた所に、日勤で28,000円という記事もありました。
日勤で28,000円・・・
最初当務かと思いました。
いや、当務でも28,000円という金額は破格です。
田舎の地域では、施設警備の当務はせいぜい20,000円切るくらいが相場です。
2万円超えたら人が殺到するかもしれません。
そこへきて大阪万博では「日勤」で28,000円です。
恐らく11~12時間くらいの勤務になるのかと思いますが、それでも日勤でこの金額は異常です。
単純に2,500円の11倍でその位の金額になるのは分かっていますが、改めてこの金額を目にすると。もうこの半年間だけでも大阪万博へ行けばよかったと思うほどです。
この半年間だけで、地元で働いたであろう1年分の収入を得る事が出来そうです。
この金額がもし全国の警備業の賃金となるのなら、今の人手不足は一気に解消するのでは・・と思ったものです。
期間限定のイベントだからこそ
警備業でこの破格な賃金、というのは大阪万博という期間限定のイベントだからこそできた金額だと思います。
期間限定の国を代表するようなイベントなので、人手が足りなくてトラブルが発生した、なんと失敗はできません。
東京オリンピックの時の警備員の求人で時給がどの位かは分かりませんが、下手に安い時給を提示して人が集まらなかったら困るので、大阪万博ではそうならない様にしたのかもしれませんね。
平均時給の倍近い金額にすれば間違いなく人は殺到するでしょうから。
しかし、半年間という期間で一時的に警備員になった様な人は、このイベントが終わってしまえば、同じ金額の警備業務は世間には無いので、万博終了と共に警備業から去ってしまうのかもしれませんね。