業務のミスは隠すほどの事でもない

先日、ある警備員さんが仕事に関する事でミスをしました。ミス自体はそれほど大きな事ではないので問題ないのですが、やるべき事をしていなかったのでそれを指摘したら「自分は忘れる事やりました」といったのです。どう考えても彼しかできない時間帯でやってないので、間違いなく忘れてしまった事だろうに・・。

スポンサーリンク

完了出来ていないのにやったと言い張る

先日、ある警備員さんがやるべき業務を忘れてしまったようでした。

その事に数時間後に気がついて、彼にその業務が出来ていなかった事を指摘したのです。

そうしたら

 

「いや、自分はその業務ちゃんとやりましたよ、間違いありません」

 

と。たった数時間前の事なので自分がやったかどうかの記憶はそれほど曖昧な状態ではないはずです。

その事を「間違いなくやり遂げた」と言い切ったのです。

 

この業務は彼がやるべき業務でもあり、また相勤者の中でも時間的に彼しかできません。

更に警備員以外の人物が行うのも不可能なのです。

 

その業務が未完であるという事は、彼が業務を見落としたという事しかあり得ないのです。

どれだけ自信ありげに言い張っても、実際出来ていなかったのは間違いなく、それは彼がやっていない事の証明でもあるのです。

にもかかわらず、あれだけ自信満々に言い切れる事に驚きました。

 

余りにもやったと言い張るので、他にやれる人がいないのとどう考えても出来ていないのは間違いない事を説明して、渋々納得しているようでした。

これらの流れを見て、彼が仕事が出来ていなかった事が問題ではなく、仕事のミスを自分のせいでは無いという主張をした事に心配になりました。

未完を責めるよりも嘘をついた事が問題

もともと彼はここでの仕事は問題なくやれています。

ある程度信頼もしているので、ある意味ショックでした。

 

一緒に働く警備員さんたちに対して、余程ヤバい人でない限り仕事上でのミスは攻めるつもりはありません。

どういう人か知ったうえで、日頃から仕事に対してマジメに向き合っている人であれば、多少ミスしたぐらいでは叱る事はありません。

 

きっと本人もうっかりやらかしてしまっただけで、ワザとでは無いだろうと分かっているからです。

例え失敗をしても、その仕事のミスをちゃんと受け止め、改められれば良いのです。

しかし、過去にもそういう人間はいましたが一番いけないのが

 

「仕事のミスを隠そうとする行為」

 

です。

今回の様にやってもいないのに「やった」と云ったり、やらかしてしまった事を隠そうとする事などは最悪ですね。

警備員がうそを付いては信頼を無くす

警備員がうその報告をしたら、犯罪に繋がるような事が起こった時に解決に至る事に至りません。

そもそもクライアントから仕事を貰っているのに、そこで嘘をついてもし知れたりでもしたら、警備会社としての信頼は無くなってしまうでしょう。

 

今回の問題はそこまで大きな事ではありませんが、業務に関する事でうその報告をされたという事で、私は彼に対して多少信頼を失いました。

彼は多少自信家な性格でもあるので「自分が仕事上で失敗しない」というプライドがあったのかもしれません。

 

人に「自分は出来る男」と見られたいのか、普段から見栄っ張りな空気感は誰から見ても丸わかりです。

そんな彼が業務でミスの指摘をされると

 

「そんなはずがない、自分はちゃんとやり遂げた」

 

という発言をしてしまったのでしょう。しかし、いくら言い切っても彼しかやりようがない業務なのでどう考えても、やり忘れたのは彼です。

言い切ればなんとかなる、と思った思考が見え透いていて私よりも一回り近く年上ですが、逆にかわいく見えた気もしました。

まあ、まだ彼は警備業務経験が2年くらいなので、今後はそういった虚勢を張る様な愚かな言動は減ってくるとは思いますが。

 

とりあえず、業務でミスするのは余程でない限り責めようとは思いませんが、うその報告だけはして欲しくないと思います。

やらかしてしまった時は正直に言いましょう。

 

警備のしごとのトップページ

スポンサーリンク