警備員はその施設で勤務する時、防犯カメラがある事を知っています。その防犯カメラを使用して不審者が侵入していないか確認したり、施設を利用している人に何か異常が無いかなど注意を払っています。しかしその施設で警備員も知らないカメラがあるとしたら・・。
巡回中の警備員は一人
どうせ巡回中は自分以外誰も居ないのだから・・
こんな安易な考えで、警備員が不祥事をしてニュースに上がるのを見かけます。
自分の勤務するビルの金庫に管理者から任されているマスターキーを使用してお金を盗む・・
自分の勤務する商業施設のテナントに巡回時に忍び込んで商品を盗む・・
いづれも自分の勤務する現場で、しかも周りに誰も居ない業務中に起こっています。
誰も見ていない事が判っている、自分しかいないから誰も分からないだろう・・
そんな安易な思考の下、事件は起こっています。
ですがそれは最後には見つかり、責任を取らされています。
なぜ見つからないと思うのでしょうか。
なぜ警備員が疑われると思わないのでしょうか。
日付、時間をたどれば警備員しかいないと分かりそうなものを・・。
もしかしたら、すでに疑われていて警備員さえ知らない場所にカメラがセットされているかもしれない、と。
カメラがあっても堂々と違反行為
警備員が知らないうちにカメラがセットされているという事はさておき、中には自分の現場の防犯カメラに堂々と自分の犯行が映っている例もあります。
そのエリアは防犯カメラがバッチリ録画しているにもかかわらず、そのカメラのまえで悪さをして御用・・こんなマヌケな事はありませんよね。
何か問題があれば防犯カメラを確認するのは当然の事で、そこに自分が映っていた時どうなるのか、少し考えればとても恐ろしくてそんな事できません。
カメラ映るのにも関わらず犯行をしてしまうのには、自棄になっているのか、それでも見つからないと高を括っているのか。
カメラがあるのを分かっているのに悪さをするような人間は本当に警備員には向いていないともいます。
そこに善悪の判断の迷い時に「悪」を選ぶような人間なのですから。
常に見られているとういう意識をもって
警備員の大半の人は善を選べる人だと思います。
日頃から誰も居ない自分一人だけの環境下で巡回をしても、毎日何事も起こらず平和に過ぎているからです。
もし悪者ばかりでしたら、毎日警備員の不祥事のニュースであふれているでしょうからね。
常にだれかから見られているかもしれない、という意識を持てばどんな人でも悪さをしようなんて思わないと思います。
理想は誰が見ていなくても悪さをしない、ですが世の中にはいろんな人がいて人が見ていないと出来心で魔がさす事も有るでしょう。
全ての人が「お天道様は見ている」と言う様な気持ちで仕事が出来れば警備員が悪さをしたという嫌なニュースは無くなるのでしょうかね。
もし自分の現場にそんな人がいる事に気づいたら
「いつかはバレてしまうから、そんなつまらない事はするな」
と正しい道へ導いてあげて欲しいです。