警備室のトイレを工事業者に使わせない理由

先日、受付直後の工事業者の一人が「トイレを貸してください」と出入管理中の隊員さんに話していました。「トイレは〇〇の1階にあるのでそちらへどうぞ」とその隊員さんは返していました。目の前に警備室のトイレがあるのになぜそのトイレを貸さなかったのでしょうか・・。

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トイレに行きたそうであった工事業者

ここの現場では工事業者に限らず、受付に来たお客様が

「トイレはどこですか」

「トイレを貸して欲しいのですが」

という申し出があります。

特に朝の時間に工事業者の方などが入館し、現場へ行く前にトイレを貸して欲しい・・という話がよく出ます。

今の時期は外も寒く、長時間車に乗っている事でトイレに行きたくなっている状態になっているのでしょう。

そして現場へ行く前にトイレに行きたい・・という気持ちになるのだと思います。

一応警備室には我々が使用するトイレはあり、受付の場でトイレの話をしている場所から一番近い場所になります。

しかし、ここのトイレは案内しません。

こういった問い合わせに対しては、警備室のトイレの次に近い建物のトイレを案内しているのです。

警備室のトイレを案内しなかった理由

警備室にあるトイレは一応、警備員が使用していますがそれ以外、来客用でもあります。

しかし、よほどのお客様でない限りは案内しないのです。

というのも警備室内のトイレを使用する時に、警備室内を通らなければいけなくて、外のお客様を気軽に警備室内に入れる訳には行かないからです。

どこの現場でもそうですが、防災センターや警備室に工事業者の様な部外者を招き入れる事はそうそうしません。

 

警備室内は程度にもよりますが、秘匿性の高いエリアでもあります。

 

そこへ関係者ならともかく、部外者に毎日出入りされては困りますよね。

まあ、ここの警備室はそこまで重要なものは無いので大丈夫だと思いますが、警備員以外の人に警備室に入られるのは余りいい気はしません。

しかも一度受け入れてしまうと、歯止めが利かなくなってしまうのも理由の一つです。

仕事開始前のたまり場と化す危険

工事業者のような外部の方は、毎日出入りしています。

それも何台もの車で何人もの人数でやってきます。

そんな方たちに一度トイレを貸してしまうと、入館した流れでそのままトイレを利用する事になりトイレ渋滞が出来てしまうかもしれません。

そうなると出入管理の受付場付近でトイレ待ちの列ができ、他の入館のお客様の邪魔になってしまうでしょう。

そして、もしかしたら警備室内にもよその人であふれ、警備室周りは入館希望以外の人のたまり場になってしまうかもしれません。

 

もう考えただけでも恐ろしい・・。

 

ここは警備室が独立して外にあるので、商業施設の様な建物内に、受付の場があれば従業員用のトイレを案内できるのに・・と何度思った事か。

幸い警備室内のトイレは部外者の人には案内していないので、そういった問題は一切発生していません。

 

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