今うちの現場にいる隊員の中で、警備員として不向きな人がいます。なぜこの人が不向きかというと単純に「挨拶が出来ない」からです。人の性格は様々ですが、社会人として最低限な事が出来ない様な人は残念ですがこの現場で働く事は無理だと思います。
挨拶が出来ないと、それ以上のコミニュケーションも取れない
「おはようございます」「お疲れさまでした」などの挨拶は人とコミニュケーションを取るための一番初めのとっかかりです。
ウチの現場に一人この挨拶がまともに出来ない人がいて、誰かが彼に挨拶の言葉を掛けてもボソボソっ・・としか挨拶を返したか返していないのか分からない様な返事しかしません。
誰かが下番時に「お先に失礼します」と警備室を出る時、他の人は「お疲れ様でした」と返すのに彼は完全無視です。
まあ、これは以前私が下番する時にも無視されたので、他の隊員さんからクレームとして聞くよりも実体験として認識しています。
恐らく極度な人見知りなのでしょうか。
当直勤務中も24時間あるのに、待機時間中などは誰とも話す事なく休憩室で一人黙って過ごしているようです。
別にここの隊員さんたちが仲間外れにしているわけではありません。
配属されてくる新人さんにはみな、ウェルカム状態で親切丁寧に指導をしています。
ある隊員さんから聞いた話では、24時間いる間に彼と会話した内容が
「出入管理交代します」
という業務会話を2.3回しただけだったそうです。
まあ、元々この隊員さんも自分の興味のない事には積極的に話すようなタイプではないので、他の人以上に関わろうともしないでしょうが・・。
そんな最低限な会話しかしていないと、いざという時に報連相もまともに出来そうにないですよね。
仕事を忘れるれる位おしゃべりに夢中になれとは言いませんが、日頃から円滑な雰囲気になっていないと困る事も有るのです。
警備員は申し送りでの仕事の連携が必要
日頃から円滑な雰囲気と言っても中々出来ない人もいるかもしれません。
しかし現状、ここの現場でそれが困難で相勤者とギクシャクしているような人は彼以外にはいません。
お互いがまともに会話すらした事が無いような相勤者では仕事もスムーズに行きませんよね。
それはどんな職業でも同じ事でしょう。
相手がどんな人なのか何を考えているのか、どのような会話の仕方をすればよいのか全く分からないのですから・・。
警備員のような緊急時に相勤者と連携して問題の解決にあたるような仕事ではコミニュケーションは必須です。
本人が人と関わりたくないから、といっても相勤者にはとても迷惑な事なのですから・・。
本人だけの問題ではない、相勤者に迷惑
人とかかわりを持ちたくないからと言って、普段からコミニュケーションを取ろうとしないのは仕事以外でなら問題ないと思います。
しかし仕事中にお互いが確認しておかなければならない様な、業務中の些細な会話だけでもしておかないと、何か大きなすれ違いをしてそれが大事になってしまうかもしれませんよね。
そういう意味もあるので、いくら人見知りだとしても申し送りの会話や多少でも良いので雑談でもしていれば、お互いが円滑な人間関係を保てると思います。
会話は警備員だけでなく、出入管理の受付に見える来客者ともする時があります。
その時にまともにコミニュケーションが出来ないと、厳しい現場ではそれだけでクライアントからクレームが出る事もあるのです。
この隊員さんは私よりも年上で、人生経験もあるはずです。
今までこんなコミニュケーションだけで今日まで来たのかと思うと、逆に人生損しているのでは・・と勝手な推測をしてしまいます。
社会人として働くのにあの様な態度では、他所でも同じように孤立していたのかな・・とかわいそうになりました。