待機時間に会社から許可を得ているとはいえ、この職場から近い自宅へ帰ってしまう警備員のお話です。以前もお話ししました同じ警備員です。会社から許可が出ているので私が「帰ってはダメだ」と言えないので止める事は出来ません。何かあった時に非常に迷惑のかかる事なのですが・・。
待機時間は自由時間なのか
待機時間とは休憩時間であるが給料が発生している、何かあった時には職場へ戻り協力して対応する。
これが待機時間です。いくら食事中であっても何かあって人員が必要になったら食事をやめて仕事に入る事です。
「ゆっくり食事も出来ない・・」
と思うかもしれませんが、そのかわり食事中でも休憩室でのんびりスマホを眺めていても給料が発生します。
前の警備会社も今の警備会社も、はっきり言って正式な待機時間なんてものはありませんでした。
待機とは名ばかりの休憩時間です。
お金は出ないけど待機時間・・なのです。
これは会社にとって非常に都合の良い人の使い方です。
まあ、それでも今の会社では「待機時間」とはいわずに「休憩時間」といっているので、お金も出ないがその時間は仕事の対応も基本させない・・という事になっています。
しかし現実的に火災や、大きな災害などがあればそんな悠長な事を言ってもいられず、お金は出ないが対応しなければならない・・という事になっています。
そんな中、一応休憩時間と言っているのでその時間に自宅に帰る事も許可されているのです。
なので、今日一緒に勤務に入った隊員さんの一人は、前にもありましたが今日も自宅へ帰りました。
許可されているので問題何のですが、残された隊員はやや迷惑な事もあるのです。
人員の掛けた状態での緊急対応
休憩時間だからといって自宅へ帰ると、一人かけた状態になるのです。
万が一、警備室を離れる必要のある対応に迫られた時身動きが取れません。
いや、実際警備室を離れなければならない対応は意外とあるのです。
ちょっと離れた建物の部屋の開錠、や従業員に呼ばれて事務所へ行く・・など警備室で座哨している人間しかいないにもかかわらず、警備室を離れなければならない対応があった時、自宅へ帰ってしまった警備員がいると行く人がいません。
そんな時どうするのかというと・・
警備室を「只今緊急対応中で暫く警備室を空けています・・」
という貼り紙をして警備室を離れるのです。
とても物騒な状態ですね、これは。
24時間受付対応するようになっている警備室が、少しの時間とはいえ誰も居なくなってしまうのです。
幸いこういった状態になるのは、週末の来客のほとんどいない日に限ります。
自宅へ帰ってしまう隊員も、さすがに平日には帰らない(来客の少ない週末に限って)ので大事になっていません。
さすがに忙しい平日に帰ると対応に困る・・というのを理解しているのでしょうか。
規則としても許可されているので何とも言えないのがもどかしいですね。
自分が一人になったらどう思うのか
このパターンは他の隊員にも見られます。
週末の午前中に外へご飯を食べに行ってしまうのです。
いわゆる休憩時間中なので何をしていても問題ないのですが、週末の午前中は決まって外出してしまいます。
何かあったら警備室に残った警備員のみで対応するしかないのですが、こういう人たちは自分が同じ状況にさらされたらどうするのでしょうか。
このどちらの警備員も、責任者相当の仕事をした事がありません。
ここの現場にいる普通の警備員です。
何か問題があっても代理としての指揮も取りませんし、ここの施設を隅々まで把握している様な知識のレベルに至っていない警備員です。
要するに自分の仕事に対してそれほど責任感が無いのです。
そのせいか「もし人手がない状態で問題が発生したらどうしよう・・」という危機感が無いので
「休憩時間中は自分の時間だから外へ出るのは自分の自由」
という認識なのではないかと思います。
きっと私や他の隊員が休憩時間だからといって外食へ出かけた時、彼らが座哨中に緊急事態が発生しても一人で対応は出来ないでしょう。
もし自分が一人になったら・・少しその事を考えてくれるだけで
「その外出は本当に今必要なのか・・」と休憩中にお出かけするのは・・という思いに至るのかな・・と感じました。