前科持ちだが刑期を終えて未だに5年が経っていないが周りに知られる事なく警備員になれるのか

ある人から聞かれたのですが、警備員になる際に刑務所に入っていたという事を知られたくないが調べる手段は無いのか。また刑期を終えて5年を経過していなくても警備員になれるのものなのかと。今まで周りにこういった人に出会った事が無かったので調べてみました。

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前科を調べられる事は無いが(※

個人的には前科が無いので、経験者としての話ではないので詳しい事は紹介しきれません。

一応、警備員として学んできた程度の事になるかと思います。

 

警備員として面接を受け、採用通知を待っている間、警備業者側は前職の調査をしています。

これをやらない警備業者もいるかもしれませんが、調査をしたかしていないかの証明があるのかすら知らないので、もしかしたら会社側にそういった書類がある場合もあり得ます。

 

しかし、聞いた限りでは前職調査はしている様なので、もし前職でとんでもない問題を起こして退職していた場合、その事が知れて採用が無くなる事もあり得る話だと思います。

 

そんな中、もし前科(刑期を終えて5年以内)が付いていた場合は隠して面接に臨んで、後で発覚した時は即解雇になると聞きました。

経歴を詐称した事に当たるので、そんな人を他人の財産を管理する様な警備員として採用しては、警備会社に採用の責任が問われるので、解雇になるのは間違いないですね。

 

ただし、刑期を終えてから5年経っていれば、採用する事に何の違法性も無いので、その件を気にしない警備会社であれば採用もしてくれるでしょうし、履歴書に記載する義務もないので、面接時に話しても良いかと思います。

 

しかし正直な所、前科があっていくら5年経っていたとしても採用するのに全く抵抗が無い、という警備会社はもしかしたら少ないかもしれません。

あ、あと履歴書に住民票の提出をすると、刑務所への移送の記録が残るそうなので、履歴書や面接でその事を隠しても、警備会社は住民票からそういった情報を得るようです。

 

警備員になる時に、住民票の提出があるので「過去を隠して警備員になる」というのは難しそうですね。

5年を待たずして警備員になるリスク

働かないと生活できない、からと刑期を終えて5年を経たずして、またそれらを隠して警備員になれたからといって、喜んでもいられません。

警備業界は他所の職種と比べて警察と近い業界です。

 

どの様な線から自分の過去がバレるとも限りません。

そして、もし5年の刑期を終える前に、警備員になった事が知れたら先ほどもお話した通り、即解雇になるでしょう

 

前科があるかどうかの調べは、何も警備会社だけがしている訳では無く、警察側も定期的に調べている様なので、それらをかいくぐって警備員になるのはかなり大変な事だと思います。

 

斡旋するわけでは無いですが、そんな苦労をする位ならまだ清掃や設備などの仕事をした方が良いのかもしれませんね。

今では、警備も清掃も設備もどこも人手不足で、面接に行けば即採用になるかと思います。

 

そんな中で、刑期に関して法律で採用が制限されているのは、警備、清掃、設備の中でも警備だけです。

どうしても警備員でなければダメなんだ、という理由がそこにはあるのでしょうか。

そうまでして警備員になりたい理由

刑期に関する事で、法律などで採用が制限されている警備員にそこまでしてなりたい理由はあるのか、と警備会社や周りは思う事でしょう。

清掃や設備よりも稼げるから、清掃や設備よりも社会的地位が高いから、採用に年齢制限が無いから。

 

これらは全て出鱈目です

 

先ほどお話した通り、今や警備も清掃も設備も給料に大きな差はありません

まあ、設備の様に特殊な資格を持っている場合を除いて、これらの職種は皆同じくらいの給料です。

 

そして、社会的地位が低いというのも、本来仕事に優劣はありません

確かに世間は、未だに特定の仕事などに偏見を持っている人が多いのかもしれませんが、警備も清掃も設備も「どの職が偉い」なんて事はありませんし、実際にその仕事に就いている方たちもそう思っていない人が大半です。

 

また、採用の年齢制限ですが、人手不足なこのご時世どの職種も年齢の制限なんてワガママな事を言っていたら会社が成り立たないので、警備も清掃も設備も年齢の制限は表立っては主張していますが、面接へ行けば例え70歳の人でも即採用になるでしょう。

それほど、今はどこでも人手不足です。

 

この様に、どこでも引く手あまたなのに、わざわざ警備の仕事を選ぶのにもしかしたら

警備員になって何か悪さをしようとしているのか?

と思われてしまうかもしれません。

 

警備業は他人の財産を管理する仕事もしています。

鍵の管理をしたり、警備員だからこそあらゆる部屋へアクセスできたりします。

何か悪さをしようとする為に、ウソをついてまで警備員になろうとした、なんて疑われるくらいなら、ちゃんと刑期を終えて5年経ってから警備員を目指して欲しいと思います。

 

 

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