施設警備員は館内の拾得物で廃棄予定の傘をもらえる事があり暫く傘に困る事がなかった時期がある

施設警備の現場によっては警備員はただで傘を貰える場合があります。というのも施設内の拾得物の傘は一定期間落とし物として保管した後、法律に則って廃棄する事が出来ます。当時の現場では廃棄する傘を警備員が担当していたのですが、その時に隊長の許可を貰い好きな傘を貰う事が出来ました。その為、ビニールが差だけでなく値段の分からない良さそうな傘など手に入れる事が出来、暫くか差に困る事はありませんでした。

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施設に溜まる拾得物の傘

10月に入ってようやく暑い時期を脱し、地域によっては雨の続く日も見られる様になってきました。

雨と言えば傘ですが、施設警備員に取ってというのは大いに関係あったりします。

 

大型商業施設では、拾得物で傘というのは非常に沢山発生するものでした。

季節にもよりますが、雨の日やまた雨の多い季節などでは1日で数本は落とし物として上がっていました。

 

もし1週間降り続けばそれだけで10本になる計算です。

それが月単位で見るとそれはものすごい本数となるのです。

 

そんな傘ですが、拾得物法では警察に保管の届けを出していれば、2週間で処分する事が可能です。

この辺りで詳しい事が知りたい場合は、警視庁の遺失物に関したサイトに掲載されています。

 

短期間で何十本という傘を管理する事は大変なので、この法律に基づいて当時の現場では処分していたのです。

警備員が好きなだけ貰えた

当時の大型商業施設の拾得物に関する管理は、警備会社に丸上げに近い状態で任されていたので、保管庫への移動や処分などは警備員が実施していました。

まあ、それでもあくまで取りに見える前提で預かっている物品なので拾得物の管理は隊長や副隊長など限られた人物しか実施していませんでした。

 

それでも当時は隊長でも副隊長でもない私も信頼されていたのか、拾得物の管理をやらせてもらっていたので、保管庫への移動や処分など一部ですが担当していました。

その際、傘は短い期間でものすごい量になるので、定期的に処分していたのを覚えています。

 

そんな傘ですが、処分する際に「気に入ったのがあれば持って行っていいよ」と言われていたので、処分予定の一定期間の過ぎた傘を毎回選んで貰っていました。

落とし物とはいえ、中には購入したての様な傘もあり、それは新品とも言えるビニール傘などもあったほどです。

 

使い古しで置き捨てられた様な傘もありましたが、どちらかというと半分は新品かと思う様な傘が沢山ありました。

当然、新品に近い傘を選んで貰っていました

 

その為、大型商業施設勤務の当時は自宅用の傘と職場用の傘を何本も置いており、傘に困る事はありませんでしたね。

現場によっては1本も貰えない

そうかと思えば、配属先が変わり別の施設の現場へ異動したかと思ったら、傘の落とし物は殆ど発生する事がないという状態となりました。

施設警備の現場は、配属先によって落とし物が発生する件数が大きく変わります。

 

来店するお客様の人数が毎日何百人という現場では、落し物は何件もありますが、小さな施設で1日当たりの来訪者が少ない施設では落し物はほとんど発生しません。

更に施設によっては遺失物の管理をクライアント側が管理している場合もあり、警備員は落とし物が発生したら簡単な書類を作ってクライアントへ届けるだけ、という場合もあります。

 

勤務先の建物によって拾得物の件数が異なるので、警備員の落とし物に関する知識と経験も変わってきます。

今では、落とし物がほとんど発生しない現場なので、当然傘が貰える状況でもありませんし、物品の管理すらしていないので管理した事のある経験者としてはラクで助かっていますが、未経験の警備員さんは学ぶ機会が無いのでいつか苦労するかもしれませんね。

 

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