施設警備員は建物の管理をするので、設備に関した操作が業務の中に入っている事が多いです。その為、設備に関する事を覚えるのが苦手な人は施設警備員の仕事を断念する人も多いのではないでしょうか。しかし。中にはそこまで設備の操作を求めない現場もあるので、何とななったりします。ただしずっとその現場で仕事を続けられるという保証も無いので、いつか設備業務を覚えなければならない現場へ行く事もあるかもしれません。
施設警備業務は設備の操作もある
警備員というと「交通誘導警備」と「施設警備」のどちらかが警備員と呼ばれる仕事になると思います。
これ以外にも警備業務はありますが、殆どの人がこのどちらかの業務に就く事でしょう。
そんな時に、施設警備員の仕事を選んだ時、色々な現場がありますが多くの場合、業務に建物の設備に関した業務も覚える事になります。
施設警備員が配置されているような建物では、自動火災報知設備や建物の防犯関係の操作盤や自動ドアやエスカレーターなど、一般的な設備の操作や管理を、設備員だけでなく、警備員にも管理させている所が多い事でしょう。
それでも、設備員よりは簡易的な操作になるので、覚える事も設備員ほどではありません。
ただし、夜間は警備員しか詰めていない現場では設備員の代わりになる最低限の操作レベルは求められるので、覚える事は多くなったりします。
そうなると、ただ立っているだけや 歩きっ放しの仕事だけとはいかず、施設の設備操作を覚える必要が出てきます。
ネットなどでは施設警備員は覚える事が多い、という話も聞きますがこういった設備に関する操作方法などを覚える事柄などがある為に、人によってはとてもじゃないがやっていけない、と施設警備を敬遠する人も出て来るのだと思います。
設備を一切触らない現場もある
そうかと思えば、施設警備員なのに配属された現場で設備に関した操作をほとんど覚える必要の無い所もあったりします。
これらは、同じ施設警備とは思えないほど仕事量が異なり、世間でいういわゆる
「当たり現場」
と呼ばれたりもします。
また配属先の現場でポストによっては、それこそ勤務中は設備の操作を必要としない業務、巡回しっ放しだったり、出入管理業務だけするという立ちっ放しの仕事しかしていない場合は、設備の操作をする事が全くない、という事もあります。
特に、配属したての新人の警備員さんの場合は設備の操作を任せられる事は少ないと思います。
この様に、配属先の現場によっては施設警備員でも施設の設備の操作をする機会が少ない所もあるので、そういった現場ではずっと設備操作とは関わらない状態が続きます。
そういった現場ならずっと働ける、と思うかもしれませんがそうとも限らないのです。
同じ現場で働き続けられるとは限らない
施設警備員は一度その現場の配属になると、よほどほかの現場で仕事をする事はありません。
ただし、あくまで経験上の話で、その会社や警備員さんの仕事振りによっては同じ職場の勤務にはならず、複数の職場を月に転々と回らされている人もいたりします。
そういった人は稀で、多くの施設警備員さんは同じ職場で働く事になるでしょう。
契約の続く限り年単位で同じ職場で働くので、その施設の設備の操作も時間が経てば覚える事は可能です。
配属して間もないあいだは、全てを覚えきる事は難しいかもしれませんが、年単位で覚えるのであればやれそうですよね。
しかし、残念な事に同じ職場で何年も働く事になっても、それはその先もずっと同じ職場、という訳ではありません。
その施設との契約が終了してしまったり、仕事振りが認められて他の現場で隊長職として異動するなど、いつまでも同じ職場で働けるとは限りません。
どれだけ居心地の良い職場でも、突然異動する事になるのは普通にあるのです。
その時、新しい現場では施設の設備の操作があった時に、今まで何も覚えなくて良かった現場で働いて来た警備員さんは、自分が「他の現場では施設警備員として通用しない」事が分かっているので辞めてしまうかもしれません。
いつ、今とは違う環境の職場に配属されるか分からない限り、最低限の設備の操作は覚えられる時に身に付けておきたいものですね。