上番報告を忘れると叱られる

警備会社によって必ず違う上番報告、ウチの会社では真面目にやっているのか報告がないと必ず電話がかかってきます。先日も上番報告を忘れた隊員がいて、上番時間間際に電話がかかってきました。電話を受け取る側からすると、報告を忘れた本人に代わる必要があるので面倒くさいんですよね。朝の時間に電話が鳴るのは上番忘れぐらいしかないので、みな「上番忘れの電話だ、誰だ?」と反応します。

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上番報告の必要性

上番報告が必要なのはよくわかります。

警備という仕事は営業所に出勤してから現場に行く・・というスタイルが難しい職業の一つです。

自宅から正反対の場所にある現場なのに、逆方向の営業所へ出勤してから現場に行っていたのでは遅刻してしまうかもしれません。

またそれにかかる交通費を出せない警備会社もあります。

では自腹で払え、と言われて払うくらいならそんな仕事辞められてしまうかもしれません。

そういった様々な理由から警備という業務は直接現場に赴き、仕事が終わればそのまま帰宅する

「直行直帰」のスタイルの業務が多いと思います。

しかし、その直行直帰のスタイルでは本当にその警備員が現場に出勤したかわかりません。

もしかしたら寝坊して休んでしまっているか、電車が遅延して出勤時間に間に合わなくなっているかもしれません。

契約上、時間通りに警備を始められないと契約不履行になってしまうので、それを防ぐためにも出勤したらちゃんと営業所に自分が現場に着いた事を報告するのです。

これを忘れるという事は、自分が現場にまだついていない・・という事を証明しているわけです。

現場に到着しているはずなのにそれを報告しない、これほど自分を不利な状況に陥れてている事は無いですよね。

なぜ上番報告を忘れるのか

自分が不利になるような事を自分でしている・・

いや、上番報告をしていないのだから「していない」というべきですかね。

これは日頃上番報告をし忘れている隊員を見ていて共通している事があります。

それは

他の警備員と話に夢中になって忘れている

です。これが圧倒的に上番報告を忘れて営業所から電話が来るパターンになっています。

いつもなら制服に着替えて警備室に入ってきた時に上番報告をしている隊員が、その日は他の警備員と一緒に警備室に入ってきて、おしゃべりに夢中になって上番時間を過ぎる・・・

という様な流れで忘れてしまうようです。

話に夢中になって忘れてしまうのは話好きな隊員に多く、寡黙な隊員程いつも自分のペースが崩れないので忘れずにちゃんと報告で来ている様な気がします。

なので上番報告を忘れやすい隊員と忘れたことのないような隊員はだいたい決まっているのが現状ですね。

現場単位での上番報告

前の警備会社の時はそうだったのですが、施設警備で出勤する現場が毎日同じような隊員は上番報告は現場単位でその日の警備員がまとめてすればよいのに・・といつも思います。

現場が毎回変更になるような交通警備員の方や、施設警備員の中でも臨時警備専門の警備員の方など、

または一人の現場で自分が出勤していない事を把握できないような現場は上番報告は自分で要れなければいけないかもしれませんが、

商業施設や病院、空港保安など仲間の警備員が上下番を管理できるような現場は責任者がまとめて出しても良いのにな、と思います。

もし誰か一人が出勤してこなければそこの現場で誰かが残らなければならない、という大問題にもなりますし、対応もすぐできます。

それが一人一人自分でわざわざ上番報告を入れるのは非常に効率が悪いと思わないのでしょうか。

会社の規則だから・・

と言ってしまえばそれまでなのですが、効率の良いやり方があり、結果その方がスムーズに業務が回るのであればそちらを選択するべきだと私はいつも思います。

 

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