お正月に仕事なんて誰が出るか

商業施設の施設警備員の元旦の勤務ほど過酷なものはありません。
今は商業施設の現場ではないので、それほど嫌ではありませんが当時、商業施設の施設警備に配属されていた頃はあれほど嫌な勤務はありませんでした。

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元旦は臨時警備の増員でほぼ全員出勤

元旦はよほどの用事の無い限り、殆どの人が仕事に駆り出されました。

通常の勤務に臨時警備が倍くらい必要になるので全員出なければ足りないからです。

皆もそれを理解していたので、仕方がない・・という感じで納得して出勤していました。

それでも臨時警備の応援者は8時間勤務で済んだので18時くらいには終了します。

いくら早く帰れるとしても元旦にものすごい人気味の中で仕事をするのは大変な事です。

商業施設は初売りの為、来客がとんでもない

そもそも、施設警備で元旦に臨時警備まで用意して勤務する理由は

元旦初売りのせいです

どこの商業施設でも元旦から3日くらいまで初売りセールをしており、警備員はその初売りで来客されるお客様の列の誘導が主な仕事です。

特に元旦に限っては福袋の販売があり、店内の通路がお客様の列で動けなくなるほど、人が押し寄せます。

その為に警備員が列を確保し、通路を歩けるように案内するのです。

この日だけは1年と通して一番来客があります。駐車場もずっと満車で、公道まで空き待ちの渋滞が出来ます。

外での駐車場の誘導の警備員も増員されて誘導に大忙しです。

商業施設以外の現場との比較

そんな商業施設の施設警備に勤務していた当時は、すべての年に年末から元旦にかけて連続勤務でした。

今となれば、めったに元旦に福袋を買いに行くなんてことはしない私にとっては、違った環境ではありましたが貴重な経験をさせてもらいました。

ものすごい人数のお客様に、心地よく安全に過ごしてもらう為の気遣いが施設側にはあるのです。

来客数が多くなればなるほど気を遣う機会は増えます。

商業施設は精神的にも警備員としての成長が出来る現場でした。

そんな中、今の現場は商業施設ではないので初売りも福袋もありません。

元旦にお客様がどっと来店されることも無いので、今日は静かなお正月です。

臨時警備も無いので、いつもと変わらない一日です。

この現場なら、年末から年始にかけての連続勤務でもやりきることが出来ます。

施設警備という同じ警備業でもこんなにも違うのかと思う程です。

 

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