警備報告書というものは警備会社や現場ごとで書式が異なり簡単なものからビッシリ記入するものもある

警備員は毎日クライアントへ報告書を提出しています。その日の勤務でどんな業務をしたのか、またどんな事案が発生したのかなど書類に記入して提出するのです。これは警備会社や現場などで書式が異なり、毎日何枚もの書類にビッシリ記入する所もあれば、名前を書く程度で済んでしまうような簡単なものまで様々です。

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警備報告書という提出書類

警備員は警備報告書という書類を毎回書いています。

これはクライアントに対してその日の出来事を報告する書類です。

 

基本的に現場の責任者が代表して書いているので、多くの警備員さんは一人の現場でもない限り書く事は無いと思います。

その警備報告書ですが、警備員は24時間その現場で勤務し、施設内で発生した多くの出来事に関与しているのでクライアントよりも情報が集まっています。

 

その為、どの部署よりも警備員がその日の出来事をまとめてクライアントへ報告しつつ提出する事になっているのだと思います。

この警備報告書ですが、今までいろいろな現場で仕事をしましたが、警備会社や配属先の現場によって書類の書き方が大きく異なっています

会社や現場ごとで大きく異なる

施設警備員が勤務する現場は、忙しい所やヒマな所など、現場によって異なります。

また警備会社によっても警備報告書も異なり、会社や配属先の現場で書式も異なりました。

 

大型商業施設勤務当時の警備報告書は2~3枚くらいある報告書を提出しており、それぞれにビッシリボールペンで記入していました。

記入内容はその日に出勤していた警備員の名前と勤務時間から始まり、店内巡回から夜間に巡回をした時間などを記入します。

 

これらは出勤した警備員の名前が毎回変わる程度で、後は毎日同じ記入となっています。

毎回変化の無い同じ内容を書くので、勤務当時に何度も思っていた事ですが

「この部分だけパソコンで作成してはダメなのかなぁ・・」

と愚痴っていました。

 

そうかと思えば、別の現場の警備報告書は1枚だけの書類となっており、その日に出勤した警備員の名前や勤務時間などの大まかなものは同じですが、大きく違うのは

「記入する箇所は殆ど無し」

というものでした。

 

殆どがパソコンの記入となっており、入力する箇所はその日に出勤した警備員さんの名前だけ。

その日に発生した事案も所定の場所に入力する事で、書き損じも無く作成できます。

 

以前の、大型商業施設勤務の警備報告書の記入で一番困っていたのは、ボールペンでの記入時の書き損じです。

 

膨大な量をボールペンで記入する際、書き損じをするとまた1から書き直しです。

修正ペンなどで修正しても良いとされていましたが、提出書類で修正ペンは余りよろしくないので、基本的に書き直す事となっていました。

 

せっかく途中まで失敗無く駆けていたのに、ちょっとしたミスで初めから書き直す、これほど神経を使った事はありませんでしたね。

現場によっては記入の全てをボールペンで書く所もあれば、すべてパソコン入力で簡単に作成できる所もあります。

 

現場によってクライアントが報告書を指定する所もあり、書式の変更の相談以前に警備側で自由に出来ないと云う所もあります。

今どきボールペンで報告書を出しているという古臭い現場も多くあるのが警備業界なのです。

異常が無ければ記入は少ない

基本的に警備報告書というのは、その日に特に大きな事案も発生していなければ、記入する項目も少なくなります。

事案の発生が無くても記入しなければいけない箇所はありますが、事案が発生した時は、画像付きで詳細を事細かに記す必要があるのです。

 

これが結構面倒で、警備報告書を書く立場の責任者は悩ましい問題です。

その日のその事案に直接関与していないと内容を書けないので、事案に対応した隊員さんに確認しなければなりません。

 

報告書に細かく記入しなければいけないので、事案対応者に食い下がる様に確認したものです。

対応したのが後輩の警備員だった場合は「ちゃんとメモを取っておけ!」と叱っている責任者もいました。

 

そしてヒマな現場ともなると、事案なんてめったに発生しません。

そうなると毎日の警備報告書は、名前を入力するだけの作業となり、報告書の作成に5分もかかりません。

 

大型商業施設の時は1日がかりで作成していたのに、この違いはとても大きいですね。

しかし、ヒマな現場の警備報告書の書き方になれてしまった警備員さんや、その書き方しか知らない警備員さんは、転属した時に非常に困ると思います。

 

事案が発生した時の報告書の書き方が身に付いていないので、いざその場面に直面すると周りの隊員さんに迷惑を掛ける事になります。

出来れば、一度事案が発生した時の報告書を目にする機会でもあれば、いざという時になんとか作成する事が出来ると思うのですがね。

 

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