高齢の警備員さんが多くなるほど一人当たりの出勤日数が少なくなり結果所属させる警備員の人数が多くなる

警備業界は多くの高齢者の人に支えられています。警備員の約半数は59歳以上の人であり、彼ら無くては成り立たない業界です。そんな高齢警備員さんですが、とある現場で全員が高齢者の場合と半数が高齢者の場合では、前者の方が所属人数を多くしなければ縁場が回らない、なんて事になるかもしれないのです。

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高齢警備員さんは生活に困っていない

全ての高齢の警備員さんがそうとは限りませんが、多くの高齢の警備員さんは年金を貰いながら警備員の仕事をしています。

警備員の仕事はそれほど高給ではないので、年金と給料を足してもそこまで大金を手に入れられるとは限りません

 

それでも、まだ年金を貰えない警備員と比較すると、手取りは多くなるので両者が同じ日数出勤した場合、高齢の警備員さんの方が収入面では上になります。

同じ様に警備員の仕事に出勤しているのに、手にするお金は多くなるので、生活を比べると高齢警備員さんの方が余裕のある生活が出来るという事になります。

 

そうなると余裕のある生活を送ろうと思う以前に、警備員としての仕事に無理して出る必要はない、と考える人も出て来るのです。

フル出勤せずとも週2勤でも良い

以前の現場に80歳近い高齢の警備員さんがいました。

年齢としても警備員の仕事をするにはかなり上の方となり、体力的な問題もちらほら出てくる頃です。

 

そんな高齢の警備員さんは、既に週1勤務くらいにまで出勤を抑えていました

既に年金も貰っている状態で、更に頑張って働いて稼ぐよりも、年金を貰い警備員の仕事で得られる給料は、自分の小遣いの為、という状態で働いていました。

 

余った時間は旅行をしたり、趣味に充てたりと老後を満喫している様な人でした。

大きな企業で働いていた様なので、年金も生活するには困らないほど貰えている様で、警備員の仕事はこづかいの為、というのは羨ましい限りです。

 

そんな高齢の警備員さんは、フル出勤せず無理の無い働き方をしていたので、週に1回程度の勤務でした。

他の高齢警備員さんは、そこまで年金を貰っている人は居なかったので、若い警備員同様フル出勤で働いている人ばかりでした。

 

しかし、世の中の高齢警備員さんの中には、年金を多く貰い、警備員の仕事もフル出勤で働く必要のない人もたくさんいると思います。

高齢の警備員さんが今後もますます多くなるという事は、そういった年金を多く貰い、そこまで働く必要のない人が増えるという事です。

 

そうなると週に2日程度の出勤ばかりの人が多く集まった現場の場合、所属している警備員さんを多くしないと配置人数が足りなくなってしまうのです。

多くの警備員が必要となる

警備の仕事を週に2日程度で良い、という高齢の警備員さんが多くなるとお休みの警備員さんが多いという事になるので、多くの警備員を所属させる必要が出てきます。

週5勤務の警備員が数人いれば何とかなっていた所、週2勤務の警備員が多くなると、数人の警備員では足りなくなってしまいます。

 

ただでさえ警備員が足りないのに、必要以上に警備員を集めなければならないのは警備業者にとっては大変な事です。

それならば、年金が少なく警備員として働かなければならない様な高齢者を集めるのか、という事になります。

 

「年金の少ない人大募集!」なんてそんな求人は入れられないでしょうし、生活に困窮している様な人を働かせるのも色々な面で心配です。

高齢の警備員さんは、年金を貰いつつ働いている人も多いです。

 

そんな中で、フルで働いてくれる高齢の警備員さんは現場にとってとてもありがたい存在だという事を忘れてはいけないのです。

 

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