警備員が居眠りをする、という行為はどこの現場でもよく耳にするのではないでしょうか。実際にはとても居眠り出来る様な環境でない現場の方が多いと思われますが、私の経験してきた現場では居眠り出来る様な所がいくつかありました。普段からの疲れの積み重ねで、勤務中つい居眠りしてしまうのかもしれませんが、もし見つかれば出入り禁止になるかもしれないので注意が必要です。
出入管理で居眠りできる環境はどんなトコ
施設警備の仕事で居眠りが出来る様な現場は、そうどこにでもある訳ではありません。
私が経験した商業施設では、少なくとも居眠り出来る様な環境ではありませんでした。
出入管理業務は立哨で、しかも夏は暑く冬は寒い環境だったので、いくら疲れていてもとても居眠り出来る様な状態ではありませんでした。
また、出入管理業務が座哨での対応の現場であったとしても、来訪者の多い現場では、ボーっとする間もないので眠る暇もない事でしょう。
これらを踏まえると、居眠りできる施設警備の現場というのは
「出入管理業務は立哨ではなく座哨勤務」
「出入管理業務で来訪者の少ない現場」
これらを満たしていると、仕事中に居眠りが出来・・いや、居眠りをしてしまう可能性が高くなるのです。
こういった現場は、施設警備の現場を色々経験されている人なら一つくらいは勤務した事があるのかもしれませんね。
ヒマな現場だからこそ出来る居眠り
施設警備の現場は、現場によって忙しさが全く異なります。
いくつかの施設警備の現場を経験されている方なら、どこかでこの様なヒマで出入管理業務が座哨対応である現場を経験している事でしょう。
施設警備の現場でも「当たり」「外れ」で言う所の「当たり」現場がこのヒマで座哨勤務の現場の事を指しているのだと思います。
そんなヒマで出入管理が座哨業務である現場では、居眠りしてしまう可能性がぐっと上がります。
まず、来訪者の少ない現場というのは、警備員が出入管理の受付場に居ても、あまり仕事がありません。
受付をする為に出入管理業務をしているのに、その出入管理をしなければ他にする事はありません。
そして、その受付で1時間立ちっ放しでなく、椅子に座るいわゆる座哨業務であれば、椅子に座ったまま何もする事が無ければ自然とボケっーとなるのは当然です。
そうヒマな現場では、居眠りをしない様にする事が、一番神経を使うと言っても過言ではありません。
いくらヒマだからと居眠りをしている所を、クライアントに見つかりでもしたら大問題になるのは間違いありません。
仕事中に居眠りすれば出入り禁止
施設警備員が出入管理業務をしているのは、不審者を館内に入れない為です。
出入り口で警備員がいるから、用事の無い者や入る資格のない者をシャットアウトしている役割を担っているのに、出入管理の警備員が居眠りをしていたら、誰でも館内に入る事が出来てしまうでしょう。
居眠りをしてしまう可能性が高いポストは、実は一番気を遣わなければならないポストでもあるのです。
不審者を入れない様にする業務にもかかわらず、万が一不審者を入れてしまった場合、その不審者がテロ行為を計画していた人物だった場合、被害は予想もつきません。
今のご時世、その様な事案はどこでも発生しうると警戒しておく必要があります。
そんな重要な勤務中に、居眠りをしていた事がクライアントに見つかりでもしたら、多くの現場でその警備員は出入り禁止になる可能性があると思って良いでしょう。
重要な出入り口を任せた警備員が、頼まれた仕事すら出来ないのであれば、そんな警備員は必要ない、と考えるのは当たり前な事です。
過去にも出入管理の受付場で、イビキをかいて居眠りをしている警備員がいましたが、幸いな事にクライアントに運よく見つからなかった事と、ヒマな現場であった為に何事もありませんでした。
しかし、これがヒマな現場でなく、クライアントに居眠りが見つかっていたとしたら、警備会社にクレームが入って、そこの現場から外される事でしょう。
会社にも迷惑が掛かり、ポストが空いてしまう事で現場の同僚にも迷惑が掛かります。
警備員が居眠りをする時は、クビになる覚悟が必要なほど大きな問題だと思って良いでしょう。