エレベーターの調子悪くて業者が点検に来た話

ここの施設内にはエレベーターが何基かあります。商業施設の時に比べたらそこまで多くはないですが・・。そのエレベーターの調子が悪いらしく設備の方が呼んだようで、今日点検に来て調べていました。警備室内にはエレベーターの呼び出しの設備があるのですが、それが何回かテストで呼び出しをしました。

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警備室内のエレベーター呼び出し設備

エレベーターがある施設には大抵警備室内にエレベーターの呼び出し設備があると思います。

エレベーターのかご内に電話のマークの付いた黄色のボタンです。

そのボタンを押すと別室に備え付けられた設備と通話が出来るアレです。

警備や設備の経験者の方なら呼び出しが鳴ってエレベーター内の方と通話した事も有るでしょう。

ウチの警備室にもエレベーターの呼び出しの設備があります。

今日エレベーターの業者が来て、どうやら呼び出しの機械に故障があるらしく、警備室の呼び出しのブザーが1日中鳴っていました。

「点検で鳴らしているので、鳴ってもそのまま出ないで下さい」

と言われました。

緊急時に呼び出すブザーなので、結構大きな音です。

なので出入管理をしている最中に鳴ると、止める事も出来ず受付にいるお客様も何事かというような雰囲気になります。

通常なら待機している隊員さんが飛んできて、発報している設備を止めて籠内の方に呼びかけるのですが止めるな、という案内が来ているので触れず鳴りっぱなしです。

なので今日の警備室内はうるさい1日でした。

元々エレベーターの発報はほぼ皆無なので、この現場ではエレベーターの発報対応はとても貴重です。

商業施設に居た頃にエレベーターの呼び出し発報(誤報)は毎日のように対応していたのでここでも問題なく出来ますが、経験のない警備員さんだと一からの教育が必要です。

発報が少ないので経験値が低い警備員もいる

現場によって訓練でも誤報であっても、発報の対応の経験をしている警備員と一度もした事のない警備員とでは大きな差があります。

日頃から対応の経験をしていれば、発報してもすぐに体が動きますが、経験のない警備員だと1歩が遅いです。

この現場でもその動きは顕著で、経験値の低い警備員さんは発報してもおろおろするだけで設備の通話ボタンに手が行きません。

ここでは緊急時の対応の訓練をしておらず、発報があった時にその都度指導しているので、発報しないと教わる機会もないのです。

本当は日頃から訓練をした方が良いのでしょうが・・

警備員と設備担当とで協力して緊急時に備える

ここの現場は警備員と設備担当の業者は建物が別々です。

他の施設では警備室内に警備員と設備など一緒にいるところも多いでしょうがここは別々になっています。

その為に監視盤もそれぞれの建物にあるので、いざ発報するとどちらの部屋でも対応することが出来ます。

エレベーターの発報も同様、発報したら設備の人と警備員と籠内で通話が出来るのです。

どちらが先に籠内と連絡するか・・・というよりお互いが協力して対応しています。

警備員だけ、設備担当だけで対応するより協力して現場に向かうか籠内の方と話をするか、特にどちらが何をすると決めるわけでも無く出来る事をすると自然に動けています。

まあ、長年やっているので連携がうまく取れいるのは良い事ですね。

ただし、警備員側でも設備側でも経験が低い人がその日にあたって対応しなければいけなくなると途端にこの流れは無くなってしまいます。

緊急時の対応になるので、日頃からの訓練はやはり大事だと思い知らされます。

 

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