施設警備員の勤務している現場の建物の多くで、外周巡回をしている所もあるでしょう。その外周巡回をする時に現場によっては外に避難階段がある所もあると思います。階層の高い低いにかかわらず、災害発生時などに複数の出入り口から外に避難できる様になっています。この外にある避難快打いいですが、施設警備員は外周巡回時に特に注意して見回る様にしなければなりません。
建物の外にある避難階段
どこの施設でも外へ出る為の出入り口はあります。
この出入り口というのは、普段人が出入りする正面の出入り口の事ではなく、災害発生時の時に使用する出入り口の事です。
高層階の建物の場合は、避難階段とセットになっている所も多い事でしょう。
施設によってはある程度の高さのある建物でも、高層階から外への避難階段を利用する事無く、建物内の避難階段で下へ降りてから外へ避難する所もあるでしょう。
商業施設の場合は、どこの現場もほぼ高層階からでも外へつながる避難階段を使用して逃げられる作りになっている事と思います。
この様な建物になると、外へつながる扉も非常に多くなりますね。
そう、外から建物内へ入る事の出来る場所が多くなり、防犯面から見ても危険な作りになってしまいます。
しかし、災害時に少しでも早く外へ避難できるようにするには仕方の無い事なのです。
外周巡回時には特に注意して見回る
外へ出る為に、扉が多くなるという事は防犯面からも問題がある作りになってしまいます。
その様な施設の場合は、そこで働く施設警備員さんにとって巡回時に見回りで気を遣う箇所が増える、という事にもなります。
以前、商業施設で勤務していた頃は、外周巡回時に外扉の確認をするのが大変でした。
もちろん、建物内の夜間巡回時も外扉へ通じる施錠確認はしっかりしていましたが、外周巡回をする時に最終的なチェックをしなければならないのです。
いわゆる2重チェックです。
過去にこの外扉から不審者に侵入された、とい事案は発生した事はありませんが、警備員が勤務していて巡回ミスで侵入された、なんて事になってからでは遅いです。
多くの場合は、避難階段のある手前にフェンスがあり施錠がしてあるので、直接建物にある外扉へアクセスする事は出来ない様になっていました。
その為、外周巡回時はそのフェンスの施錠がしっかりしてあるか、という事も主に確認していました。
扉や施錠などが動かない
どこの現場でも避難階段の様な、滅多に使用しない扉や鍵などは長期間触る事はありません。
外周巡回で見回った時に、直接扉に触れてノブをガチャガチャと確認する場所はともかく、室内から確認してある場所やフェンスに阻まれている様な所の扉は目視である場合も多いですね。
そうなると、フェンスやそのフェンスに取り付けられた鍵などは長期間の風雨にさらされてさび付いてしまっている所もあるのです。
外周巡回時でもまれに、フェンスよりも中に入って確認したりする時、鍵がさび付いて開かなかったり、扉がサビで外れるんじゃないかと思う時があります。
施設警備員ですら毎日確認しないのですから、他の人なんてほとんど触る事は無いでしょう。
今ではその現場どうなっているのか不明ですが、そこの現場で働く施設警備員がしっかり確認していないと、いつか不審者に侵入されてしまうかもしれません。
自分の勤務している現場の外扉の確認は、普段どの様に管理されているか分かりませんが、今一度「ここは危険かも」という場所を確認しておいた方が良いかもしれませんね。