施設警備員が夜勤という仕事をする時、大抵は楽な仕事が多いと言われています。実際私が経験した過去の現場を振り返っても、どこの現場の夜勤も楽な所ばかりです。そんな楽な夜勤の仕事、いくらならやりたいと思いますか。
夜勤は仮眠なしの仕事
施設警備の仕事は今まで経験してきた現場では、仮眠時間というものは有りません。
夜勤という勤務は8~10時間くらいの拘束時間で、休憩が1~2時間位あり実働時間が8時間程度になります。
仮眠時間が無いので、夜中の時間帯に起きていなければなりません。
その為に、夜勤のある当日の昼間の時間は、自宅で寝て夜中の仕事中に居眠りをしない様にしなければなりません。
この昼間に寝て夜中に備える、という夜勤の仕事をするには当たり前な行為をせずに出勤してくる警備員が数名いました。
この調整をしないとほぼ夜中に眠気に襲われて居眠りをしてしまうと分かっているのに、寝ずに来るのです。
普通の人は調整せずに夜勤をするのはとても大変な事です。
誰も起きていない静かな部屋の中で、夜通し起きていなければならないのですから。
まあ、正直一人しかいないので、万が一うたた寝をしても誰にも見つからないかもしれません。
しかし、そのうたた寝をしている時に万が一が発生したら取り返しのつかない事になるでしょう。
そんな夜勤の仕事ですが、いくら位ならやってみたいと思いますか。
相場が9,000円は本当か
施設警備の夜勤ありの仕事の募集を見ていると、地方の募集で平均的な給料はだいたい9,000円位だと思います。
これが都心部だともう少し高いのかもしれませんね。
仮に、当たり前ですが寝ないでしっかり起きているのが条件で、休憩ありの10時間の夜勤の勤務の場合、9,000円で納得できますか。
夜勤の仕事はどこの現場もほとんど大した業務も無く、楽な所だと防災センター内で朝までただ座っている、なんていう現場もあります。
そんな楽な現場で9,000円も貰えるならやってみたい、という人も居るでしょう。
しかしそういった明らかに楽な現場では、夜勤1回の給料は平均を下回る事が多いです。
地方の時給は都心部と違い、1,000円を割っている所がまだまだたくさんあります。
時給が900円でも10時間働けば9,000円貰える事になりますが、そういった現場は意外とやるべき業務も多く、あまりおいしい現場とは言えないのです。
確かに9,000円貰えても、「もっと楽な現場があるはず」などどまだ見た事も無いおいしい現場を探そうとしてしまうのです。
現場によっては割に合わない
高い給料をもらって楽な仕事がしたい。
誰もが理想とする職場です。
施設警備の夜勤の仕事は、日勤に比べて業務も少なく、深夜手当も付くのでおいしい仕事だと言えます。
しかし、そんなおいしい現場はそうそう求人を出す事も無く、例え9,000円以上の求人があっても楽な仕事ではないかもしれません。
施設警備員の経験のある人なら、求人内容を見ただけで楽な現場か、楽な仕事か、という事は分かるかもしれませんが、経験の無い人が見ると判断が難しいでしょう。
とはいえ、施設警備の夜勤の仕事は、普通の工場勤務などの夜勤と比べると遥かに楽なのは間違いないです。
後はその施設警備の夜勤の仕事の中で、どれだけ楽な仕事なのかを比較しているだけなので、初めて警備の夜勤をやろうか悩んでいる人にとっては、金額で決断しても良いかもしれませんね。