地震が起きた時に警備員が出来る事

最近地震のニュースをよく見ます。関東地区でも久しぶりに大きな地震がありました。噂ではまだ大きな地震が近いうちにあるとかないとか・・。施設で勤務する以上、警備員は緊急時にちゃんとした行動がとれるよう心掛けておく必要がありますね。

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施設警備員がするべき事

施設警備員は施設で働いています。

そんな警備員が勤務中に地震が発生した時、何をどうしたら良いかちゃんと把握していますか。

自分の勤務する施設で災害時に警備員がする事を日頃から指導している現場は、少ないのではないでしょうか。

 

火災発生時に監視盤の操作をしたり、初期消火や通報などの訓練は良くするかもしれません。

しかし、大地震が発生した時に「巡回していたらどうする」「待機中だったら」「仮眠中だったら」こんな時はこうしろ、なんて事まで指導されていますか。

 

これは現場ごとで異なる場合があるので、ちゃんと確認しておく必要があります。

少なくとも私が商業施設で勤務していた時は、大地震が発生した時は

 

「何はともあれまずは防災センターへ戻れ」

 

という事でした。

防災センターへ戻る際中、「火災や倒壊を見かけてもとにかく戻れ」という暴論に絶句した記憶があります。

確かにこれは暴論と云えるかもしれませんが、当時指導した偉い人は隊員はなにがなんでも防災センターへ戻れ、それから行動の指示を出すから・・。という意味の話でした。

 

災害が発生した時に、個人が機転を利かせて行動する事も大切かもしれませんが、防災センターで全体の状況を把握して、それから各人員を配置するのが最善だという事の様でした。

この様に、大きな災害が発生した時に何をどうしたら良いか判断するのは緊急対策本部であり、指示を出されて行動する人間がいないと機能しない、という理由でまずは本部である防災センターへ戻れ、という事なのです。

施設警備員に期待が高まる時

とりあえず何かあったらこうしろ、という指示さえ出ていれば下の者は動きやすいです。何も言われていなくて、勝手に行動して後で後悔するよりは良いですよね。

 

この様に警備員は災害時に素早く行動し対応できるようにする為に、防災センターへ集まるという事になっています。

大きな災害が発生している時は人はパニックになりやすいので、平気で間違った行動や言動でも信じてしまいます

 

そういった時に「正しい行動とは何か」を学んでいる警備員は、本部の指示に従って人を無事に避難させる行動がとれるのです。

人が困っている時こそ、施設警備員が的確な行動や指示を出して安全に避難できるよう誘導しましょう。

 

日頃から巡回時に、避難階段周りや、避難ドア付近に非難の妨げになっている物が無いかどうか見ておくことも重要な事ですね。

日頃からの心構えと訓練

日頃の巡回時に各避難場所を確認しておく事と共に、避難誘導をする為の訓練などもしっかり身に着けておくことが必要です。

施設の避難訓練なんて、半年に1度かもしかしたら1年に1回行うかどうかの行事です。

 

まだ配属して1年も満たないような警備員さんでは、未経験なんて人もいる事でしょう。

そんな未経験の警備員さんに先輩警備員から指導しておくことが必要です。

 

私が入社した時は、入って数か月で避難訓練があったので、比較的早い段階で体験する事が出来ました。

まあ、あまりにも早いとまだ何の事か分からなさ過ぎて覚えようがありませんが。

なので、半年経って警備員の仕事を一通り理解できてから訓練に参加する方が、全体を把握しやすと思います。

しかし。こればかりは入社するタイミングにもよるので、周りのサポートが必要です。

 

警備員は普段何もない事が理想です。

しかし、いざ災害が発生した時にはベストな行動が求められています。

ベストな行動を取る為には最善を尽くすという心構えと、日頃からの繰り返しの訓練が重要です。

 

いざという時に役に立つ、という行動がちゃんと取れるようにしたいですね。

 

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