施設警備の業務中に待機時間があります。日勤や24時間勤務など様々な勤務体系があると思いますが、ウチの現場では基本24時間勤務になるので待機時間は勤務時間中たくさんあります。最近ここの現場での待機時間中の隊員の過ごし方を観察していましたが、いろいろな過ごし方をしていました。
仮眠室で寝る
施設警備には大抵はあると言われている部屋、仮眠室です。
仮眠室と一言でいってもいろいろあり、現場でものすごい差があるのではないかと思われますがウチの現場では寝るには不便の無い部屋になっています。
この仮眠室で待機時間に30分でもあると寝い行く警備員が何名もいます。
個室なので仮眠以外にも、静かに一人で過ごしたい時に利用するには持って来いの部屋です。
当日に勤務する警備員ならどの時間に使用しても良いので、待機時間の警備員は仮眠時間以外の時間でも寝るのに利用しています。
警備員は勤務時間が長い現場があるので、それに合わせて待機時間もたくさんあります。
長時間の疲れから少しの時間でも寝たいという人の気持ちは良くわかりますね。
スマホをいじる
警備員とスマホは切っても切れない関係かもしれませんね。
短時間でも待機時間があるような現場ではとても有効な時間つぶしのアイテムになります。
施設警備に限らず交通警備などでも、待機時間であろう警備員さんがスマホをいじっている姿を見かけます。
ウチの現場では仮眠室に寝に行かない隊員は休憩室で過ごす時は、テレビよりもスマホをいじる人が目立ちます。
今はテレビよりもスマホの方が情報スピードも早くて豊富ですし、それ以外の娯楽も手のひらに収まっているので万能アイテムだと思います。
待機時間にテレビのワイドショーやドラマを見ているのは、スマホを持っていないごく一部の年配警備員や、スマホは持っているが使いこなしきれていない年配警備員に限られています。
話が脱線しますが、私はもう殆どテレビは見ていません。
たまに自宅で食事時にテレビが付いているのでながら見した時
「なんだこの団塊世代向けに作られた様な番組は・・」
と驚きました。何年かぶりに見たテレビ欄はもうお年寄り向けな(お年寄りに媚をうった様な)番組が大半を占めています。
いくら世代人口が多いからと言って、スポンサーの商品を買うのは高齢世代だからと言って、その世代向けばかりな番組しか作っていなければ他の世代はどんどんテレビを見なくなって業界が廃れてしまうのでは?と思うのは私だけでしょうか・・。
若い世代はこれから大人になり稼いで購買年代へ移っていく中、今のうちにテレビというジャンルに囲っておかないと手遅れになる事に気づかないのか・・と思うのです。
まあ私はテレビ業界の人間ではないので、この現状を憂いて何かアクションを起こさないといけないなんて考えませんが・・。
私はもうテレビは引退しましたが、また面白そうな番組が作られるようなら復帰するかもしれません。
しかし今のような毎回人があやめられるようなドラマや、朝から晩まで同じ情報ばかり流すワイドショー、ただ芸能人が大勢出てるだけのバラエティ番組・・
これらが無くならない限り復帰はしないだろうな・・。
・・・私事で失礼しました。
買い物に出かける
施設警備の待機時間はあくまで待機時間です。
いわゆる業務時間中という仕事中だけど休んでいていいよ・・という時間ですよね。
その為、現場から離れて施設外に出るなんて事は許されていません。
何か緊急事態が発生したら現場に出られる様、待機している状態ですね。
なので施設から出なければ寝ていてもいいし、スマホで遊んでいてもいいんです。
しかし、この現場は違います。
この現場では待機時間でなく休憩時間なのです。
勿論休憩時間なので、その時間中は給料は出ません。
待機時間なら勤務時間中なので、休んでいても給料は出ます。
先の説明ではずっと待機時間と呼んでいましたが、大多数の施設警備の現場では恐らく待機時間としての待遇だと思うので分かりやすくそう呼称していました。
世の中には当直勤務の間、待機時間というものは一切なくすべて休憩時間として扱われている現場もあるんです。
そう、ウチのように・・。
休憩時間として扱われているメリットして
休憩時間中施設外に出掛けても問題ないという事です。
休憩時間中の警備員は居ないものとしているので、どこにいようが関係ないのです。
その為ウチの現場では休憩時間中に、近くのお店に買い物に出かけるという隊員が少なくありません。
以前も話した事がありますが、休憩時間中に自宅の近い隊員がうちに帰った事も有ります。
待機時間でないのでこんな事が出来てしまいますが、万が一何か大きな災害が発生した時は多分困る事になるでしょう。
人手がいないわけですから・・。
最善の待機時間の過ごし方
この様に施設警備の現場一つとっても待機時間には人それぞれの休み方があります。
人に迷惑のかからない様な待機時間を過ごして欲しいと思いますが、やはり仕事に戻った時に、勤務の負担にならない様な休み方をするのが一番正しい休み方だと思います。
特に24時間もあるような現場で働く方は仕事の終わる次の日まで長いので、無理なく体の調子を崩さない様な待機をとっていただきたいですね。