施設警備員に限らず、また多くの社会人の中にはその日勤務した制服を持ち帰る事をせず、そのままロッカーに入れ次の日また同じ服を着る。という行為を何日も続ける人がいます。これ、本人は気付いていないでしょうが制服から出るその人の体臭が染みついていて、人によっては不快なニオイを出している人もいます。汗をよく掻く仕事の人は特に注意が必要です。
制服を毎日持ち帰らない
今まで勤務してきた現場の警備員さんで、当直勤務で24時間身に付けていた制服を、帰宅する時に持ち帰らずそのまま自分のロッカーへ突っ込んで帰る人がいます。
1時間くらいしか着ていないのならまだしも、24時間もずっと着続けた服を、しかも見た目には分かりにくいかもしれませんが、汗も染みついているはずの制服を、そのまま置いて帰る警備員さんが何人もいました。
持ち帰るその瞬間まで汗びっしょりになっているのなら、さすがに持って帰ると思いますが、多くの場合翌朝の下番する時間頃はすっかり汗も引いて、制服はすっかり乾いています。
特にヒマな現場の場合は、勤務中もそこまで大量の汗を掻く事がないので、帰る頃までには着ていた制服に不快に感じる事は無いのです。
その為
制服を持ち帰って洗濯をしなくてもまだ大丈夫だろう
という気持ちになり、ロッカーへ置いていくのだと思います。
しかし、24時間も身に付けていれば多少の汗や体臭が染みついており、本人も気づかない程度で、制服から匂いが出ているはずです。
人の体臭はそれぞれ違うもので、例えば休憩室に暫く籠っていた隊員さんが誰であったか分かるくらい匂いに敏感な人もいます。
また、人は自分の匂いには気づきにくく、気づかない内にその制服は周りの人に不快感を与えているのです。
替えの制服が無いという事情
制服を持ち帰らずに置いて帰る人の言い分の中に、警備会社側が制服を1着しか貸与してくれない、という事情があります。
当直勤務のある施設警備員の場合は、汗の染みついた制服を持ち帰ったとしても、その日のうちに洗濯をして乾かして、また翌日には持っていく必要が出てきます。
これがもし、持ち帰ったその日が雨で洗濯をしても乾かす事が出来なかったとしたら。
また、欠員が出た事で当直勤務明けもそのまま仕事になり、その日仕事が終わって持ち帰っても、とても洗濯し翌日再び持っていく事が出来ない場合もあります。
こんな事が何度も続くと
まだそこまで匂っていないから、次の休みまで着続けも大丈夫かな
となってしまいます。
これがもし制服を複数枚貸与されていれば、毎回洗濯に追われる事なく替えの制服を着る事が出来るでしょう。
今の現場では、制服は複数枚貸与されているので、よほどの自堕落な人でもない限り下番時に制服を持ち帰っているようです。
加齢臭は体から出るもの
しかし、中には制服から出る匂い以外に、加齢臭のきつい警備員さんもいます。
これは個人の体臭の事なので、どうしようもない場合もあるので何とも言えませんが、毎回制服を洗っていても匂ってしまう事なのです。
加齢臭を出す殆どが、60歳を過ぎた高齢警備員さんだと思います。
ですが、中には高齢警備員さんでも加齢臭のしない人もおり、本当に個人差のあるものだと感じています。
加齢臭を出しているのは、本人は気付いていないのか、また周りの人間が「加齢臭しますね」というのも失礼ではないのかと言えずに、放置されている場合もあるのではないでしょうか。
加齢臭は体から出るものなので、制服を毎日洗って替えていてもすぐに服に染みついてしまいます。
まあ、汗染みも加齢臭も元をたどれば体臭なので、いずれにせよ本人が気づいていなかったとしても、仕事で着た制服は毎回持ち帰って洗濯する様にするのが一番だと思います。
警備員が臭いと言われる理由の一つに、この制服を持ち帰り洗濯しないという事だと思いますが、日中でも汗を掻いたらこまめに汗拭きシートなどで体をぬぐう様にすると尚良いかもしれませんね。