施設警備員は巡回というものがります。建物の中の巡回は当然ですが、実は外の巡回もあるのです。その建物の外の巡回を外周巡回と呼び、更に昼間に行く外周巡回と夜間に行く外周巡回があるのです。昼間と夜間の外周巡回は業務内容が違うのですが、どちらがお好みですか。
昼の外周巡回は違反車両の取り締まり
施設警備が昼間に外周巡回へ行くのは、全ての現場ではありません。
中には、昼間は全く外周巡回の無い所もあるのです。
私は昼間に外周巡回のある所と無い所、両方経験していますが季節によって左右される外周巡回は無いに限ります。
そんな外周巡回ですが、昼間に行く外周巡回の多くは
「施設内の違反車両の取り締まり」
が殆どだと思います。
過去に工場の作業員として勤務していた時、そこの警備員が昼間に違反車両の外周巡回をしていていました。
お客様用の駐車場に駐車してはいけないのに、工場から近いからと止めてしまう作業員がいるのでその取り締まりです。
私が警備員として勤務していた時に、駐車場の違反車両を取り締まる為に外周巡回を実施していました。
従業員が勤務している時間帯なので、巡回はもちろん昼間です。
従業員が停めてはいけない場所に停めていたり、部外者が駐車場を無断で使用していないか見回るのです。
昼間の時間に外を歩くという行為は体に良さそうですが、真夏の炎天下の中日陰もない駐車場を歩き回るのはとても大変です。
外周巡回から帰着した隊員さんはみな、汗びっしょりになっています。
まあ、健康的と言えばそうなのですがね。
夜間の外周巡回は不審者と戸締りの確認
夜間の外周巡回は昼間の駐車場の違反車両確認ではありません。
現場にもよりますが、夜中の時間は従業員はみな帰宅しているので、違反車両をチェックする業務はありません。
夜中になれば施設に誰もいなくなるので、各扉は施錠されている状態になっています。
そんな時、外へつながる扉が未施錠であったら不審者が侵入できてしまうので、それを防ぐ為に、外周の外扉を確認しつつ見回ります。
もちろんそれと同時に不審者の確認もします。
誰もいなくなった敷地内に人がいるはずが無いので、もし人が居るようであれば不審者の可能性もあります。
そういった怪しい人が居ないか、そしてもし見かけた場合は警戒しながら声を掛けて敷地外へ出ていただく仕事が夜間の外周巡回なのです。
私も何度か夜間の外周巡回をしましたが、外周の外扉を従業員が閉め忘れて開いているのを閉めた事もあります。
更に、閉店した敷地内に人が居る事もあり、声を掛けて敷地から出るようお願いした事もありました。
夜間の外周巡回は夏場は日が出ていないので昼間よりましですが、冬場は日が出ていないのでとても寒いです。
そして昼間の外周巡回よりも、身の危険を感じる場合もあり、いつも以上に警戒が必要です。
どちらが良いかは個人次第
自分の配属した現場に昼間の外周巡回と夜間の外周巡回、両方ある場合どちらの業務をやる事になるか分かりません。
そこの現場の勤務表に従って仕事をしているので、昼間も夜間も両方外周巡回をするポストになる事も十分あり得ます。
人によっては、昼間の方がいい、夜間の方がいい。
と好みが分かれるかもしれませんが、勤務表に従うかぎり希望する業務だけをする事は出来ません。
しかし、退職を決断するほどの理由がある場合は、一度会社か隊長に相談してみても良いかもしれません。
外周巡回は施設警備にしては建物の外を見回る、といった特殊な業務です。
しかし、とても重要な業務でもあるのでやるからには責任を持って臨んで欲しいですね。