警備員が走ると周りはザワつく

施設警備員全てに当てはまる事だと思いますが、警備員が施設内で走っていると他の人から見たら「何事?」と思われてしまいます。何か重大な事件でも発生したのかと。本当に重大な事件であるのなら仕方がありませんが、そこまでの事件でもない限りは無闇に館内を走ってはいけません。

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館内を走るという事は緊急事態である証

警備員になった時に、先輩警備員から

「館内は絶対に走るな」

と言われました。

 

廊下を走るな、と習って来たので理由を聞かなくてもなんとなく理解は出来ましたが、説明を聞いて改めて納得した覚えがあります。

走る事自体危険なのはわかりますが、お客様ではなくその施設に勤務する関係者が館内を走るという事が、周りに与える影響が大きいという事です。

 

テナントの従業員が走っていると「もしかして万引き犯を追いかけているのか」と思うかもしれません。

また、該当施設の従業員が走っていても施設に重大な問題でも発生したのかと思う事でしょう。

楽しく買い物に来ているお客様からしたら、その気分が削がれるのは間違いありませんね。

 

そして警備員が館内を走ると、そのすべてに当てはまる不安を与える事になります。

警備員は制服を着ているので非常に目立ちます

そして施設を守るためにいる警備員が走る、という事は余程の事でも起きたのであろうという印象を与えるのです。

お客様とぶつかる危険

私が勤務していた商業施設は、地元の地域でも大型の店舗の為に、週末になると館内は非常に多くのお客様が来店されていました。

なので、そもそも館内を走るなんて行為は、たとえ禁止されていたとしても無理でしょう。

 

そんな大勢のお客様が館内を歩ている状況で、走ったとしたら目的地に着くまでに何人のお客様とぶつかるか知れません。

小さな子供も歩いているので、ぶつかりでもしたら走る原因になった事案よりも大事になるかもしれませんね。

 

歩いていてもぶつかるかもしれない様な館内なので、とても走る事は出来ませんでしたし、走るような事案は余程の事案の時だけという事です。

どんな事案なら走っても良いか、となるとやはり個人で勝手に判断するのではなく、事案が発生した時に防災センターから許可が出るかどうかだと思います。

少なくとも私が勤務している間には「館内を走って現場まで行け」という指示は出ませんでした。

 

館内を走る、という事は余程の事だと思って良いでしょう。

急いでいても館内は走らない

日常的に発生する事案は、走って行くほど大した事では無いのか、と云うとそうでもありません。

気分の悪い人がしゃがんでいるだとか、万引きらしい人がいる、などと連絡が入り急いで現場へ行かなければならない時があります。

 

走ってはいけないので、のんびり歩いて行って良い、という訳でもありません。

極力早歩きでお客様に気を使いながら現場へ行くのです。

 

・走ってはいけない

・でも現場へは急いで行け

・お客様にはぶつかるな

 

これらに気を使いながら現場へ急行するのです。

どんな小さなことでも事案は事案です。

警備員としては一刻も早く現場へ駆けつけなければなりません。

ゆっくり現場へ行っても良い事案なんてありません。

 

いくら急いでいても、許可が無い限りは館内を走ってはいけないのです。

 

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