どこの現場でもある事だと思いますが、クライアントが警備側に入館予定の工事作業の業者が入る、という連絡を伝え忘れてしまい、当日工事業者が来ても警備室で止められ入館できない・・
という問題がありました。
違反車両を取り締まるのが仕事
駐車場の巡回をしている隊員から、許可のない工事車両が駐車場に車を停めて作業をしているが、警備室の方で確認しているか？と連絡が入りました。
作業届というのは、毎日前の日までには来ており、今回該当する作業届は警備室には来ていませんでした。
詳細を確認すると、ウチの現場とは関係のない隣の建物の工事の為に工事車両を停めて作業をしていたようです。
現場の様子を見ると、駐車場に車を停めなければ作業が出来ず仕方がないと言えば仕方ありません。
しかし、いくら隣とはいえ関係のない施設の敷地に車両を停めるのは常識から考えてちょっとおかしいですよね。
こういった場合は通常、その業者がウチのクライアントと事前に駐車場を間借りする話をして、その内容を書面で警備室に伝え警備員も違法に止まっている車両でない事を把握できるようになっています。
これが普通の流れになっているので、今回のように書類も来ていないという事は
違法に停めている
という判断になりました。
しかし、その連絡を貰った時点で現場の隊員にはその場で車を移動をさせる事はさせませんでした。
とりあえず、クライアントに確認をして万が一、連絡するのを忘れていたかもしれないかの確認をしました。
で、結果どうだったかというと
クライアントの連絡忘れでした
一番困る結果です。
クライアントの行動一つで命取り
警備員側としては全く間違った対応はしていないのに、それで車を移動させてしまうと業者は許可の約束したのに移動しろとは何事だ！となります
もちろんその矛先は警備員に対してです。でも、警備員はそんな話は聞いていないので移動の指示は間違っていません。
後になって
「ごめん、ごめん、連絡するの忘れてました」
となるのです、警備も業者もいい迷惑ですね。
過去にこういった件がまれにあったので、今回の件ももしかして‥と思い現場の隊員には追い出すような発言はしないように、と伝えました。
こういった例は、工事会社側が許可もないのに「許可は受けている」という事もあるので警備側も結構疑ってかかっています。
違法駐車して問題があった時に警備会社側にも適正な業務をしたのか問われる事があるのでそういう思考になっても仕方ありませんね。
そもそも、クライアント側が初めからちゃんと警備員にまで業務に関する書類を出すよう徹底してくれればこんな事にはならないのですが・・。