隊長として勤務していると、一人の警備員として愚痴を言いたくなる時があります。同じ隊の警備員さんに関する事や、警備員として勤務する現場に関する事やクライアントの事など・・。それらの愚痴を聞いてもらえる従業員さんが居てとても救われたというお話です。
隊長も愚痴を言いたい時がある
警備隊の隊長として勤務していて、たまに隊員さんにも相談できないような悩みがある時があります。
特に警備隊内の問題や、現場の業務に関する事など悩みは様々です。
もちろん今まで隊員さんに相談したこともありますが、ここの現場で勤務するようになって、比較的仲の良くなった従業員の方に相談する事もありました。
普段、この場で話せる程度の愚痴であれば日記として載せてきましたが、ここに載せられる程度なら問題ありません。
しかし、警備員として仕事をしてきて現場レベルで話せないような問題の場合は、副隊長クラスの隊員さんか従業員で業務の相談のできる方に話す事があります。
長年同じ職場で勤務していると、そういった話しても支障のない方に相談できることは、隊長としてとても頼もしい存在です。
特に、警備隊の事でうちの警備員さんにも話せないような時は聞いていただくことがありました。
隊長でも完璧な人間ではないので、誰かに相談するような悩みもあるのです。
まあ、大抵は業務を左右するような悩みでなく、人間臭い小さな悩みの方が多かったりするんですけどね・・
従業員は警備と現場どちらも把握している
隊長として悩みがある時、それほど大げさな問題でない事などはわざわざ会社になんて相談できませんし、うちの隊の隊員さんに聞くわけにもいきません。
特にうちの警備員さんの仕事ぶりの愚痴ならなおさらです。
そんな時は会社に話すよりも、うちの警備員さんたちの事をよく知っている従業員の方が分かってもらいやすいのです。
それぞれの警備員さんがどんな人、というのは警備会社の営業所の人よりも毎日顔を合わす従業員さんの方が良く知っている事でしょう。
そんな従業員さんでも特に親しい方に愚痴を話す方が「ああ、自分もそう思ってた」という答えが返ってくるのです。
まあ、完全にくだらない愚痴を話すような状態かもしれませんが、日ごろから隊長として勤務していてもどかしい、と思うような時に聞いてもらっています。
また、現場の業務に関する事でも「〇〇はおかしい」と話せることもあるので、たまにそんな会話から業務改善につながる場合もあったと思います。
お互いにここの現場で警備員とクライアントとして長い間勤務しているからこそ出せる改善案でもあるのです。
この関係は以前の現場では私は隊長でありませんでしたし、従業員の方とそこまで仲良くなれたような方もいませんでした。
どこの現場でも同じような状況が作り出せるわけではないのです。
他所でも同じ事が出来るとは限らない
以前の職場では私は隊長ではありませんでした。
業務に関する改善案も出せませんでしたし、警備員としてのそこまでの経験値もありませんでした。
しかし、今では隊長をやらせていただきここの現場の勤務も10年近くやってきています。
施設内の事は大抵把握していますし、隊長としての隊の管理の仕方も身に付きました。
ですが、所詮は一人の人間です。
小さな事で悩みもするし、一人で対処できない事もあります。
隊長という肩書のせいで、隊員さんに気軽に相談する事が出来ない時もあるのです。
そんな時、現場の事も警備隊の事もわかっている従業員の方が、警備会社の上司よりも話を理解してもらいやすい・・という事なのです。
そしてこれはよその現場に行っても同じ様な相談者がまたできるとは限りません。
警備会社としての弱みや、仕事に関する疑問などを話すので、そういった事に関わりたくない・・というのは普通の反応です。
今私が相談できるほどの従業員の方は、ここの現場だったから、また私と気が合うという方であったからこそなのです。
前の現場で隊長になっていたとしても、同じような相談できる従業員の方はいなかったかもしれません。
相談して色々助けていただいた事もありました。
年も近かったので、相談しやすかった事もあります。
人との付き合いは大切なんだと知らされ感謝しています。