いつも片付ける事に関して注意している隊員がいます。共同で利用する仮眠室はいつでも自由に使えますが、利用後は片付けるのがルールになっています。その事は当人も前から知っているのですが、今回は彼が利用した後の部屋の様子が次の利用者から苦情が出るほどひどかったので、流石に今まで以上に厳しく叱りました。
自分で出したものが片付けられない、自分で出した物を出した事すら忘れる人間そういった人間は少なからず居ますが、ここへ来て似たような程度のひどい人間に2人も出会いました。ある意味奇跡です。
仮眠室は小さな部屋にベッドがあるだけの必要最小限な部屋です。
休憩室にも使えるので、一人で静かに休みたい時など利用する隊員も良くいます。
この部屋に問題児である片付けの出来ない隊員が使用していました。ちょうど彼が仕事を終える少し前に休憩にと仮眠室を利用していたようです。
勤務時間も終了となり彼も下番した後、次に仮眠室を利用しようとした隊員が私の所へ来て
「仮眠室がめちゃくちゃです・・」
見ると、普段は掛布団と枕が次の人の為に綺麗にたたまれているはずが
布団はたたまれずメチャクチャ
枕もそのまま
部屋の電気も付けっ放し
忘れたであろう彼の私物が置かれたまま
まあ、ぱっと見部屋はまだ使用中な状態です
しかし、彼は勤務を終えてもうとっくに帰宅しています。
他の隊員がいつか言っていましたが
「あいつは他の事に気を取られると、今までやっていた出来事が頭から抹消される、もしかしたらそういう病気かもしれない・・本当に」
といっていました。
これに思い当たる病気を知っていますが、何の根拠も無いので話半分に聞いていました。
しかし、日頃の勤務ぶり(数多くの失敗)を見ているともしかして・・という気持ちに駆られる時があります。
もし本当にそういう病気なら彼に対する接し方も変わってきますし、今までのしかり方をしていてはダメでしょう。
病気でないなら彼本人が本当に気を使い、仕事上でのミスを少しでも減らして欲しいと思います。
今回は他の隊員からも苦情が出たのと、私も仮眠室の惨状をこの目で見たので厳しく注意しました。
しかし毎回思うのですが、彼に注意しても注意してもミスが減る傾向はありません。
暖簾に腕押し・・、と云うことわざがいつも頭に浮かびます。