現場の勤務表は警備会社によっては営業所側が作成したり、もしくは現場の責任者が作成したりと様々だと思います。ちなみに今の現場では私が作成しているのですが、先日隊員の一人が無理な休み希望を出してきたのです。一応本人には話はしたのですが、彼の言い分では他の隊員さんの休みにも影響が出るので、そこまでのワガママを聞く事は難しいのが現状です。
隊員の休み希望から勤務表を作成
最近は居なかったのですが、ある一人の隊員さんが無茶な休みの希望を出してきて、この希望を通すと、他の隊員さんに多少無理な勤務を強いる事になる為、どうしたものか悩んでいました。
結果的には、無理を言った分、自分にもその無理がどこかで現れる事を納得させて勤務表を作る事になりました。
警備会社によっては、その現場の勤務表を営業所側が作る場合もあるでしょう。
また、現場側で作る場合も会社によってはあると思います。
ちなみに今までの警備会社は、全て現場の責任者が勤務表を作成してそれを営業所へ提出していました。
その為、ある時期になると勤務表を作る為に、他の警備員さんには無い悩みを抱えながら勤務表を作っているのです。
翌月の勤務表を作成する際に、各個人が有給休暇などの届けを出していた場合は、届けのある日を休みにしなければなりません。
個人の休み希望は全体に影響が出る
有給休暇などの希望が出ると、勤務表に影響が出ます。
これは休みを出した個人だけでなく、その休みを誰かにカバーさせるために他の人にもしっかりと影響が出るのです。
警備員の仕事というのは、個人が自由に休みの届けを出して休暇が取れる、という点は他の企業と変わりませんが、唯一違う点は
「休みが取れたその日は、他の誰かが出勤する事になる」
という点です。
本来、5日出勤して休みというスケジュールで出勤していた人がいたとして、他の人が有給で休みを取ると、5日出勤していた人が6日出勤しなければならないかもしれない、という事です。
ここで一言言っておきたいのですが
「別に有給を取った人が悪い」
と言っているわけではありません。
有給は従業員にとって当然の権利であり、どんな理由で休んだとしても問題ありません。
ここで問題にしているのは、その人が有給を取る事で、誰かの従来通りの勤務が崩れてしまうという事です。
誰のスケジュールにも影響がないのなら、気兼ねなく有給休暇の申請を出せますが、人によっては迷惑を掛けてしまうからと、有給休暇を出せない人もいるのです。
労働者の権利として、有休を堂々と申請しましょう。
警備員一人のワガママは聞けない
そんな中、困った警備員の話として、自分の休みを主張するのはまだ良いとして、休みの主張をする事で他の隊員さんの勤務に支障が出ても気にしないが、休みを主張する事で、自分の出勤にゆがみが生じるのは嫌だ、というのです。
休みを通常よりも余計に主張した事で、他の出勤日が5日だった所が6日になるのは嫌だ、という事です。
自分のせいで、同僚の出勤日が5日から6日になってしまった事は全く気にしていないのに、いざ自分が6日になるとそれは嫌だというのです。
流石に、これは単なるワガママとして許容できません。
ただでさえ人の勤務表に影響を与えているのに、その事にはお構いなしで、自分の勤務に影響が出るのは困るというのは、それを聞いた時いい年した大人が何を言っているんだと思いました。
警備業という仕事は、休みを取ろうとすると他の同僚に多少なりとも影響を与えてしまう職業です。
だからと言って休みを希望してはいけない、という訳では無いですが、お互いさまで休みをとる事は可能です。
警備隊の全ての人と仲良くしろ、とはいいませんが、自分が休みを希望して相手に影響を与えてしまう事になると分かっているなら、相手の事も少しは考えた付き合い方をしなければいけないのでは、と思います。