警備員は離職率の高い仕事です。離職率が高い理由は色々ありますが、警備員として仕事をしていて、その現場ので働く事が様々な理由で嫌になった時、退職するという手もありますが、それ以外にも同じ警備会社内で別の現場へ異動するという手もあります。警備業界内ではどちらの方が多いのでしょうか。
警備員という仕事は離職率が高い
警備員という仕事は離職率の高い業界です。
仕事が思ったよりもキツかったり、人間関係が嫌になったりと理由は様々です。
仕事が嫌になってその警備会社から退職してしまえば離職率を挙げる事になってしまいますが、警備業界内ではそのまま会社を辞める前に、異動という手段が取られる事が多いと思います。
異動というのは、その警備会社を辞める事無く社内の別の現場へ移るという事です。
警備会社の多くは、複数の物件を持っていたりします。
各物件で働く警備員さんは他の物件を掛け持ちで働くという事は少なく、特に施設警備んともなると、一つの物件で働く事が殆どです。
そんな時、その物件でこれ以上働けないとなった時、警備会社を辞める事無く異動という形で留まる事が出来るのです。
社内で異動という手段もある
これまでに多くの施設警備員さんが、異動という形で会社を辞める事無く働き続けるのを見てきました。
お客様やクライアントなどからクレームを受け、出入り禁止を言い渡された人が、警備会社を辞める事無く別の現場へ異動するのです。
また、余りにもキツイ仕事に耐えられなくなり退職を願い出た人や、人間関係でその現場で働く事を拒否した人などが、異動する事でこれまでとは違う職場環境で働き続けらるのです。
せっかく入社した会社を理由はどうであれ、辞めるというのは自分自身の履歴に傷がつきますし次の転職先にも良い目で見られません。
そんな時、同じ社内で異動する事で履歴書にも影響が出ませんし、あたかも転職したかのような心機一転で働く事が出来ます。
警備会社としても、貴重な人材を手放す事無く即戦力として働いてもらえるので助かっているのです。
しかし、異動するという事は場合によりその警備員さんに問題があるとも言えるので、必ずしも良い事ばかりとは限らないのです。
トラブルを起こした場合は異動不可?
仕事がキツかったり先輩警備員からいじめられたなど、原因が本人に無かった場合なら良いですが、クライアントからクレームが入ったり警備員同士のトラブルの中心人物だった場合、その人を異動させると今度はその異動先でトラブルが発生する可能性もあります。
異動するという事は、それなりに本人にも何かしらの問題がある場合も多いので、会社も慎重にならざるを得ません。
過去にもクライアントからクレームが入った警備員さんが、会社を退職する事無く別の現場へ異動したのですが、その異動先でもやはり問題を起こし、更に異動したそうです。
出入り禁止を食らって異動したのに、その異動先でも出入り禁止を食らう・・・。
この様な警備員さんは意外とどこの警備会社にも居るのではないでしょうか。
実際、これまでにも別々の警備会社でもこの様な隊員さんを何人か見てきました。
会社としても解雇までは出来ないので、仕方なく異動させたという苦し紛れの対応に見えましたが、行く先々でトラブルを起こす警備員というのは残念ながら存在します。
会社としてもトラブルを起こした警備員は異動でなく退職して欲しいと思っているのかもしれませんが、警備業界の現状、新たに人を入れるまでの時間を考えると即戦力として異動させる方を選んでしまっているのかもしれませんね。
現場で働く警備員としては、トラブルを起こす様な警備員さんを人員補充として配属されてくるのは リスクしかないので出来れば遠慮したいというのが本音ですね。


