防火扉を開け閉めする子供を防犯カメラで確認し現場へ行ったが逃げられた

先日、夜間巡回をしている時にふと防火扉に目が行き、以前防火扉をイタズラで開け閉めする子供がいたのを思い出しました。当時防災センター内に居て、突然発報したので防犯カメラを見ると、防火扉が作動しておりさらにそれを開け閉めする子供が映っていました。防火扉が作動する事は何度もありましたが、あの時ほどインパクトのある発報はありませんでした。

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防火扉は作動させると発報する

施設警備員の方なら誰でもご存じだと思いますが、防火扉は作動させると発報します。

防火扉は火災が発生したと感知すると、火災による煙や炎を他のフロアに移動させない為に扉が閉まる仕組みなのです。

その為、防火扉の多くは避難階段の横についている場合が多いですね。

まあ、全ての防火扉が避難階段だけについているわけではなく、建物の構造によって必要な個所に設置されているので、自分の勤務している建物の防火扉の位置をよく確認してみましょう。

 

そんな防火扉ですが、一般の人の認識としてまさか発報する、なんて理解している人は少ないのかもしれません。

とりあえず「触ってはいけない」という位の判断でしょう。

ましてやいい年をした大人がイタズラで作動させるなんて事は過去在りませんでした。

そう、大人はそんな事しませんが子供は別です。

防犯カメラで確認し現場へ急行

監視盤が発報し防犯カメラで発報箇所を確認すると、そこに映っていたのは

 

「防火扉を開け閉めする子供」

 

が映っていたのです。

小学生くらいの男の子が一人で、防火扉を作動させては復旧させたり、と繰り返しています。

 

「おお、子供が扉で遊んでる」

 

と防災センター内では真報でなくイタズラだと分かったのも含めて、若干笑いも起きましたが、その時点ではすでに警備員は現場へ急行している最中です。

現場までは多少距離があるので、到着まで時間がかかります

距離があるので多少の不安を感じましたが、その不安は的中します。

警備員が到着する前に、子供は飽きてしまったのかその場から逃げてしまいました。

 

残ったのは、作動状態の防火扉です。

その後、現場へ向かった警備員も到着しましたが、時すでに遅しです。

防犯カメラに子供はばっちり映っていますが、付近にはそれらしい子供は見当たりません。

警備員はとりあえず防火扉を復旧させて終了です。

防火扉の作動は当人を特定できない事の方が多い

勤務する現場で、防火扉は過去何度も発報した事があります。

今回の子供の様に、誰かが作動しせてその場から離れてしまう事が多く、警備員が現場へ急行しても当人がいない場合の方が多いです。

一応、防犯カメラには防火扉を作動させた人物は映っていますが

 

「店内を探し見つけ出してお説教」

 

なんてするわけでもないので、作動した防火扉を復旧させて終了です。

防火扉の誤作動は、人的要因がほとんどで火災による作動は私も経験した事がありません。

 

警備員としての経験値が得られないのは残念ですが、それよりも火災が発生しない事の方が何よりも重要ですよね。

警備員としては、普段イタズラで作動してしまう防火扉は、いつか発生するかもしれない真報の時の練習だと思って日々対応するのです。

 

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