どこの施設の現場にもあるトイレ。このトイレに施設によっては炎感知器が設置されている事でしょう。過去の現場でも炎感知器が設置されている所がありましたが、この感知器が発報した時、現場でもあるトイレに確認に行くのはどこの現場でも警備員でした。
炎感知器がトイレにある理由
世の中にある多くの施設にはトイレがあると思います。
建物に多くのお客様が見える施設は特になくてはならないものですよね。
学校や病院、またはショッピングセンターなど、利用客の為に設置されているトイレです。
このトイレですが、全ての施設とは限りませんが天井に、炎感知という物が設置されている現場もあります。
今まで経験してきた現場には全て、この炎感知器が設置されていました。
この炎感知器は、機器の設置されたセンサー範囲内で火を感知すると発報するものです。
この「火」というものは壁にさえぎられていても、火の回りで発生した空気中の温度変化でも作動するので、ある程度壁にさえぎられていても反応します。
トイレの中は、ある意味閉ざされた空間です。
特に個室の中で放火をしようとした時、周りの人にすぐに気づかれる事がありません。
そうなると、火の手が大きくなってからしか気付けずとても危険です
火災を少しでも早く発見する為にも、この炎感知器という物はあるのです。
感知器が作動すると警備室でも発報する
この炎感知器が炎を感知すると、その機械から音が出るようです。
私は過去に炎感知器の対応を何度かした事がありますが、現場へ駆けつけた時に機械から音が出ていたかという記憶がありません。
仮に音が出ていたとしても、対応したのも随分前の話ですし、個人的にトイレ内で炎感知器を作動させるような行為もした事がありません。
まあ、炎感知器でググれば機械の特性が分かるとは思いますがね。
そんな炎感知器が作動すると、現場側以外でも発報を知らせる音が防災センターや警備室にも鳴り響きます。
この炎感知器ですが、配属した現場によって発報する頻度も大きく異なります。
今まで勤務した現場で、一番発報した回数の多い現場はやはり「大型商業施設」でした。
トイレで炎感知器が設置された主な理由に、火災をいち早く知る為、というモノもありますが、大型商業施設でのトイレないので炎感知器の発報する一番の理由は「タバコを吸う為のライター着火」です。
発報の殆どはタバコを吸う為
過去にトイレ内で炎感知器が作動して、現場へ駆けつけた理由の殆どはタバコに火をつける為のライターによる着火でした。
警備室内で〇〇のトイレで炎感知が作動した、という発報をうけて現場へ駆けつけた際に、そのほとんどが個室内でタバコを吸おうとしてライターに火をつけた、という案件ばかりでした。
トイレに到着して、個室内のお客様に声を掛けると「すいませーん」という返事が返ってきます。
ああ、ライターを着火せて炎感知器が作動し、音も出たので自分のせいだと分かっているのか、という雰囲気です。
まあ、中には炎感知器が作動しビックリして急いでトイレから飛び出していくお客様が防犯カメラに写っているのを確認した事もあります。
これらの事から、トイレ内で火をつけると炎感知器から何かしらの音が恐らく鳴っているのでしょう。
警備員として炎感知器の対応を何度も経験してますが、現場側で火をつけるとどうなるのか、という事までは把握していないのだなと思いました。
トイレ内にある炎感知器は、配属先の現場によって設置されている所といない所があると思います。
そして、更に現場によっては度々発報して対応に追われる所もあれば、設置されているにもかかわらず、殆ど対応しない所もあります。
施設警備員としては、炎感知器の対応は一度は経験しておいた方が良いとは思いますね。