大型商業施設の閉店業務は忙しく動き回らなければならないが、どの様な業務が忙しいのか

施設警備員の現場の中でも大型商業施設の閉店業務を経験した事がある方ならお分かりだと思いますが、これが結構忙しいのです。開店業務も同じくらい忙しいのですが、閉店業務は入り口を閉めるだけ、というイメージがあるかもしれませんが、意外とやるべき事は多いのです。

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閉店業務は何をするのか

施設警備員が勤務する現場によっては、閉店業務のある所もあります。

過去に勤務した、大型商業施設では閉店業務がありました。

 

商業施設でも24時間営業の現場もあるので、全ての商業施設に当てはまる訳ではありませんが、私が経験した商業施設では閉店業務があり、この業務が開店業務と同じくらい大変なものだったのです。

簡単な言い方をすると、開店業務とは逆の業務をするわけですが、言葉通りに逆の事をする、という事でもありません。

 

自動ドアのセンサーをカットし自動ドアを施錠する。

エスカレーターを停止させる。

営業時間帯の異なるエリアを仕切る為の扉の閉鎖など、基本的には開店業務の逆の動きです。

 

しかし、この逆の動きをしながら「お客様が館内に残されていないか」を確認しながら施錠や閉鎖の差業務をするのです。

もちろん、まだお客様が残っているエリアのエスカレーターや出入り口は停止や閉鎖は出来ません。

 

テナント内でまだお会計の済んでいないお客様がいる場合もあります。

まだトイレを使用しているお客様が居るかもしれません。

 

これらのお客様が用事を済ませ、そのエリアから離れるか、施設の出入り口から出るのを見届けて初めて、停止や施錠が出来るのです。

閉店業務は館内にお客様が残っている状態で、人の動きに合わせて業務を行う必要があるので、警備員の都合だけで閉店業務が出来ないので大変なのです。

施設によって忙しさは異なる

施設警備員が勤務する商業施設と言っても様々です。

地元の小さなスーパーから、お客様が遠方からも見える様な大きな商業施設まで沢山あります。

 

小さな規模の施設から大きな施設まである中での、閉店業務ともなるとやり方は全く異なります。

小さな施設経験の警備員さんが、同じ商業施設だからと大型商業施設の現場へ異動すると、恐らく面食らう事になるでしょう。

 

今までは閉店業務を一人で行っていたのに、大型商業施設では5人以上で行い更にエリアも分担しているのを見るとびっくりするでしょうね。

しかもいくらエリアを分担しているとはいえ、施設が大きいので今までは5分で終わっていた閉店業務が、30分以上もかかったりもします。

 

閉店業務は施設の規模が変わると、業務量が増えるだけでなく、業務自体の時間も増えるのです。

閉店業務の大変さは「商業施設の規模に比例している」といっても過言ではありません。

閉店業務の無い現場もある

施設警備員として大型商業施設で閉店業務を経験し、他の現場へ異動した時、次の現場では閉店業務の無い現場でした。

施設そのものの施錠業務はあるのですが、テナントなどのお店がある様な施設ではないので、閉店業務というものとは少々異なります。

 

施錠業務も館内から人が出るのを確認しつつする、という必要がない現場なので、時間になったら自動ドアを閉めるだけです。

業務は警備員個人のペースで仕事が進められるので、時間に追われながらする仕事にはなりません。

 

この違いは非常に大きく、施設警備員として閉店業務がある現場なのか、それともない現場なのか、というのはそれだけで仕事がラクかキツいのかという判断にもなるでしょう。

できれば閉店業務の無い現場へ配属したいと思うかもしれませんが、警備員として暫く働き続けるのであれば、一度は閉店業務というのを経験しておいた方が異動した時に困らずに済みます。

 

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