閉店業務が終わり疲れも取れないまま細密巡回という商業施設の勤務がキツいと感じている原因の一つ

商業施設で勤務していた当時、閉店業を終えてから細密巡回へ出発する流れになっていたのですが、閉店業務から帰着し汗を掻いてまだ疲れもろくに取れていない状態で、細密巡回へ出発していました。細密巡回は時間には追われていますが、ある程度自分のペースで見回る事が出来ていたので良かったですが、閉店業務からの細密巡回というハードな業務は、あれ以降どこの現場にもありませんでした。

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商業施設の閉店業務

閉店時間のある商業施設は閉店業務というものがあります。

閉店業務とは、お客様出入り口を閉鎖したり、店内にあるエスカレーターを停止したり、また店内にお客様が残っていないか確認するという忙しい業務でもあります。

 

この閉店業務は開店業務同様、すべて警備員が行っています。

閉店業務に必要な警備員の人数も、施設の規模が大きくなればなるほど大勢必要となり、私が勤務していた大型商業施設は閉店業務に5人の警備員で実施していました。

 

閉店業務は少しでも早くお客様にお帰りいただき、出入り口を閉鎖する必要がある為に、警備員も足早に行動しています。

中には出入り口に向かうのに遅れているお客様もいるので、まだ店内に残留しているのに出入り口を閉鎖してお客様を閉じ込めてしまわない様に気を使う必要もあるのです。

 

そんな閉店業務ですが、日勤の警備員さんはこの閉店業務を終了させれば下番する事が出来るのですが、当直勤務の警備員はこの後まだまだ仕事があるのです。

その仕事というのはお客様も従業員も帰った後の、細密巡回です。

閉店業務からの細密巡回

商業施設の細密巡回というのは、基本館内に誰もいない状態の中で実施するのですが、閉店直後はまだ従業員が残っています

しかし閉店後、フロアによっては従業員もすぐに帰宅するので、細密巡回をそのエリアから始める事は可能です。

 

その為、当時の現場では細密巡回が終了した後、30分もしない内に細密巡回がスタートするのです。

一見30分もあれば十分ではないのかと思うかもしれませんが、季節にもよりますが、閉店業務直後は汗びっしょりな状態になります。

息も切れている状態から落ち着くのに時間がかかるのですが、汗を掻いて制服もまだ濡れているような状態で、細密巡回用の鍵を借りて出発しなければならないのです。

 

10年以上経った今でも、キツい仕事の瞬間として覚えている、閉店業務からの細密巡回はあれ以上キツい状態の仕事に出会っていません。

まだ疲れが取れていない状態で細密巡回へ出発し、その歩いている途中で疲れていた状態から落ち着いてくるというとてもハードな仕事だったと覚えています。

 

細密巡回のあるポストは基本新人さんの入る勤務だったので、そんな無茶な仕事を割り振られては、多くの新人さんが脱落していきました。

施設の構造を覚えるには手っ取り早い業務ですが、やる気のない人にとっては早々に退場するしかありません。

商業施設がキツいという理由の一つ

商業施設の勤務がキツいという理由の一つに、この閉店業務や細密巡回などがあります。

これらは限られた時間内で業務を完結させる必要があったり、時間はたっぷりあるが、業務を行う範囲が広大であったりととにかく仕事量が多い事でしょう。

 

施設警備員なんてのんびりモニター監視でもして、ずっと椅子に座っているだけで楽なんて言う、ごく一部にしかない様な現場の情報を聞きかじった人が商業施設へ配属となり、面を食らうのです。

まあ、そうでなくても商業施設は本当に大変な現場でもあるので、人によっては合わない職場でもあると思います。

 

しかし、そのきつい現場で何を学んで、いかにうまく自分のモノにするかと考えて仕事をすれば決して悪い現場でもないのです。

当時の私はそこまでの考えに至らなかったので、今でこそ当時の経験が為にはなっていますが、あの頃は1日でも早く違う現場に行きたかったと思っていました。

 

商業施設は大小に限らず、他の現場よりもキツいと思います。

ですが、自分で何か目標を立てて仕事をすれば、そこまでキツいと感じなくなるのかもしれませんので、今商業施設で毎日苦労されている方は参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

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