警備員、特に施設警備員はお客様と近くで接する機会が多いです。
施設内でのお客様の問い合わせや通路などですれ違う時など結構間近な状態で対応することがあると思います。
そんな時、何日も洗っていない臭いのする制服や汗をかいて臭いにおいの発する体で対応した時、お客様に与える印象は・・・
体臭と警備員
警備員は接客業だと私は思います。
店内の安全安心を守る重要な仕事である事を含めその店内の従業員でもあるのです。
お客様からしたらその従業員がだらしない格好で歩いていたり、ましてや臭いを発しながら歩いていたらそこのお店に対するイメージも悪くなってしまいますね。
一生懸命汗水たらして働くことは否定しません。しかし、それを臭いを発してまでアピールする必要はありません。
知り合ってきた周りの隊員にも汗の染みついた服を着ている為、ニオイの出ている警備員がいました。
替えの服があるのだから着替えればよいのに、と思ったものです。
ニオイが出る前に着替える
通常、警備会社に入社すると制服が貸与されます。
貸与に関しては会社ごとで様々でしたが、基本的に各2着ずつ貸してもらえます。
ここでいう貸してもらえる
ですが、警備業界では制服に関する規則が厳しいです。
(理由はまた別の機会に説明します。)
入社した際に、あなたにシャツ2枚、ネクタイ1本、帽子1個、コート1着・・・
と書類にサインを書いたりします。
制服が2着あるのに理由は様々ですが、せっかく2着あるので1日着た服は汗をかいたかいていないに限らず洗濯するようにしましょう。
人は誰も少なからずニオイを発しています。
程度の差はあれ誰もが持っているモノなので中々、生理的な現象を指摘するというのは難しい問題だと思います。
だからこそ、個人個人が気を使う必要があると私は思います。
制服や体から出るニオイ
隊員の一人に特に服からか体からか、臭いのキツイ人がいました。
アンモニアや下水の臭い、または牛乳の臭いの付いた雑巾のようなニオイのする隊員でした。
商業施設経験のある方に分かりやすく説明すると、お店にたまに来るホームレスと同じ様な匂い。というと分かりやすいでしょうか。
休憩室にいるとみんな黙って部屋を抜け出していた程です。
日頃から彼がどれだけ体臭に気を使っていたかは分かりませんが、他の隊員も指摘しても可哀そうだから、とストレートに注意出来なかったようです。
ですが彼に関しては余りにも強烈だったので、配属3日目位で私が個人的に臭いに関して対応策も含めて面談しました。が、現場を外れる最後まで改善することはありませんでした。
もともといろんな事にだらしない感じの人物であったので、言われたからといって返事はしてましたが改善しようという気が無かったかもしれません。
長い時間、他の隊員と同じ部屋にいる事が多いので、努力しようとして出来ることはやって欲しかったです。
拘束時間が長い勤務なので同じ服を汗をかいても着続ける事が多いです。
これが警備員が汗臭い、というイメージだと思います。いや、実際汗臭いです。
汗で濡れた服が渇いて、また汗をかいて・・の繰り返しです。
この悪循環から抜け出すにはどうしたらよいのでしょうか。
どのようにすれば良いのか
警備員は同じ服で長時間いる事が多い職業です。もちろん勤務を終えるまでずっとです。
24時間勤務の人などは1日の勤務の中で汗をかいた後、着替える事の出来るタイミングを見て着替えましょう。
シャワー室などがある恵まれた環境がある職場の方は休憩時間などに積極的に汗を流しましょう。
それが出来ない(普通ですが)職場では汗拭きシートなどで匂いが出ないようにしたり、さらに下着や制服の替えがある方は着替える事をお勧めします。
体臭対策
昔と違って最近はいろいろな消臭スプレーが売っています。
ちょっとした汗をかいただけで制服を着替えるのが面倒、という方もいると思います。
そんな方には消臭スプレーがおすすめです。
ロッカーやカバンに1本入れておいて気になった時や少し汗をかいた時などに吹きかけるだけで結構な体臭対策になります。
逆にやってはいけない対策としてオーデコロンや香水系のものです。
消臭スプレーと違って香水系は香りを主張するものです。汗などの対策として
臭いを消そうとしているのに体臭とは違えどわざわざ臭いを出す必要はありません。
ましてやコロンや香水の匂いに対して不快に思っている人も少なからずいると思います。
更に香水が汗対策であるとお客様が理解してくれないかもしれません。
消臭スプレーで仲間の隊員やお客様に不快な気持ちをさせないようにしましょう。